トレーディングシグナル MT4で行うもう一つのFX自動売買

      2017/04/17

MT4のシグナルとは

MT4でFXの自動売買をしようとする場合、必ずEAを入手しなければならないというわけではないです。MT4には、MQL5で配信されているトレーディングシグナルを受信してトレードする機能があります。このシグナルには、マニュアルやEAでトレードを行っている世界中のトレーダーによるものが含まれます。

MT4用とMT5用の配信があり、無料と有料のものがありますが、ほとんどは有料でだいたい月額$20~$30で購読可能です。高いものだと月に$100以上するものや、単にEAの成績を公開するためだけの目的のため、あえて(誰も購読できないように)月額$9999などという購読料が設定されたものなどもあります。

購読の方法

購読の仕方は簡単です。

①MQL5のページで任意のIDとメールアドレスを登録してアカウントを取得し、

②シグナルのページで購読するシグナルをフィルター(後述)などを用いて選び決定します。

③次にMT4の画面上部の「ツール」→「オプション」→「コミュニティ」でアカウントを入力してログイン後、

④下部のターミナル画面「シグナル」から②で選択したシグナルをあらためて選びます。

⑤支払を済ませたら、「ツール」→「オプション」→「シグナル」で「シグナルサービスの使用条件に同意する」と「リアルタイムのシグナル購読を有効にする」にチェックを入れます。

⑥あとは、「S/LとT/Pをコピーする」、「確認なしでポジションを同期する」の条件を任意で選び、「最大証拠金使用率」を決定して数値を入力します。特に問題なければ、購読スタートとなります。

※文章のみで分かりにくいという方は、次のサイトを参考にされてください。

http://www.kaigaifx.com/mql5/

凄い成績のシグナルがあるが・・・

ではちょっと実際にMT4のシグナルを見てみましょう。

これはMQL5のシグナルのページで最初に表示されるMT4のトレーディングシグナルのトップ10のうち、上位5位までのシグナルです。どういう基準で順位が決められているかはわかりませんが、成長率やプロフィットファクターを見る限り、凄い成績だなあという印象です。

ではこの中のトップのArrowというシグナルのより細かい成績を見てみましょう。

これは成長率だけの数字ですが、2年半以上の間ほぼ毎月プラスで、右肩上がりになっています。凄いですねえ。じゃあ、ドローダウンは?

最大ドローダウンは48.75%。うーん、ちょっと大きいです。微妙ですね。。

 

エクイティを見てみると、2016年の7月13日前後に大きく残高を減らしていることが分かります。

こうなると、このストラテジーがどんな手法なのかが気になりますが、詳しい説明はありません。このシグナルの場合、「最新情報」のページにシグナル購読者の質問に答える形で英語でざっくりとした手法の説明がありますが、エントリーや決済のロジックなど最低限の説明はどこにもありません。

さらにこのシグナルの書き込みを見てみると、気になる投稿がいくつかありました↓。

マーチンゲール?ハイリスク?うーん、やっぱりやめといたほうがいいかもしれませんねえ・・・。

シグナルを選ぶポイント

私も経験ありますが、成長率やPFなどの利益面の指標のみから選択するのは危険です。EA選択にも言えることですが、自分が許容できる損失額を基準にして、最大ドローダウンを見ておく必要があります。さらには、どれぐらいの期間そのシグナルが運用されているかを見ます。

その際便利なのは、フィルターを使った検索です。MQL5のシグナルのページから、左サイドバーの「Meta Trader」を選択後、右サイドの「フィルター」をクリックすると、次のような設定が出てきますので、ここで条件を入力し、検索をかけます。

参考までに、私の場合、月の利益率10%以上、最大ドローダウン20%以下、週間のトレーディング時間30週間以上(※何週間トレード期間が経過しているか)、利益トレード50%以上、購読者数1人以上、購読料を$20~$30・・・、という風に設定して選んでいました。

その他の注意事項

あと重要なのは、なるべく運用資金が購読する口座の運用資金に近いシグナルを選ぶということです。シグナルの運用資金が自分の口座の資金よりはるかに大きいとなると、シグナルを受信した際に、注文ロットが大きくなりすぎるなど、不測の事態に陥る可能性があります。

また、せっかくMQL5のサイトでシグナルを選択しても、MT4上ではそのシグナルが出てこない、という場合があります。これは私もその理由がよくわかりませんが、ブローカーを指定しているなど、そのシグナルを購読する上で必要な一定の取引条件に合致しない口座の場合は、MT4上でそのシグナルが選択できなくなっているようです。

また、上記のシグナル選択の例でもわかるように、シグナルのロジックを書いていないものなどは避けた方が無難です。いくら成績がよくても、実は手法がマーチンゲールで、ある日突然口座が破綻するような事態になっては大変です(経験者談w)。保有ポジションの状況も見れますので、含み損が大きくなりすぎているようなシグナルも受信は避けた方がよいかもしれません。

選択肢としてありうるか?

現在私はシグナル受信はしていません。理由は、EAをたくさん保有しており、そちらで運用していこうと思うからです。

しかし、MT4のシグナルにもたくさん利点はあると思います。列挙すると、

【長所】

・他の非MT4系の国内の自動売買システム(あえて名前は書きません)に比べると圧倒的にスプレッドの狭いレバレッジの大きい海外ブローカーで運用可能。

・IB登録している口座なら、トレードごとにキャッシュバックがもらえる。

・購読料が安い。1ヶ月$20円~$30円程度で、シグナルを選択可能。さらに延長は1週間単位で指定可能。

・シグナル数が豊富。フィルターで選択できる。

・パラメータの変更など、EAで行うようなセッティングが不要。

・世界のトレーダーと知り合える。

・フォワード実績などのデータをもとに選択可能

・自分のMT4の口座に詳細な運用記録も残る。

などでしょうか。このうち上二つは大きなポイントだと思います。逆にデメリットとしては、

【短所】

・シグナルの説明や掲示板のやりとりが英語やロシア語。

・ロジックの説明がないものも多い。

・短期の購読報酬ねらいのためか、手法にマーチンゲールやナンピン、グリッドトレードなど、勝率は高いが含み損が大きくなりやすい危険を伴う手法のものも散見される。

・毎月購読料がかかる(1年間購読するとEA1~2本分の料金)。非MT4系の自動売買システムはストラテジーの選択が無料のものがほとんど。

・選んだシグナルが運用できない場合がある。

・最初は設定がわかりにくいかも。

などでしょうか。

もしシグナルを購読してみたいという方は、上記の長所や短所を十分に検討し、さらにEAや国内外の他の非MT4系自動売買システムと比較した上で、購読するかどうかを決定されることをおすすめいたします。そうした上でシグナルを購読したいという場合は、十分自動売買の選択肢に入ってくると思います。

 

                    

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