ブレイクアウトのダマシに逆張りエントリー! LMB-TradingSystem
2017/09/08
8月は海外勢が相場からいなくなるいわゆる夏枯れ相場になるということである程度EAが苦戦することは予想していましたが、我がSpikeTraderやMB-TradingSystemがそうだったように、ブレイクアウト系やスパイク系にはとりわけ厳しい相場だったのではないでしょうか。
そんな中、ブレイクアウト系のEAのリスクヘッジになるであろう大注目のEAが発売されました。それがMB-TradingSystemの開発者であるAffectionFXさんのこちらの新作EA、LMB-TradingSystemです。
■通過ペア AUDUSD/NZDUSD/GBPUSD/EURUSD/USDJPY
■使用時間足 H1
■取引スタイル デイトレード
■最大ポジション数 10
■ロジック等
LMB-TradingSystemは
ブレイクアウトロジックに起こりえる
「ブレイクアウトしなかった」ダマシに対応するために開発したEAです。
基本ロジックはブレイクアウトラインへの逆張り戦略となっており
一定期間の高値安値
価格と移動平均線の位置関係
長期及び短期移動平均線の状態
ウィリアムズ%R(WPR)
ATR
RSIなどの分析によってBUYLIMIT/SELLLIMITオーダーを行います。
トレードに際して
ナンピンやマーチンゲール
損失を打ち消すための両建て等
危険なトレードは一切行いません。
更に、数種のエグジットロジックと独自トレイリングストップ機能を搭載する事で、
損小利大のトレードになるよう、深追いして大きい痛手を極力負わないよう考慮しています。LMB-TradingSystemは
「ブレイクアウトしなかった場面を狙う」
というセオリーに対して逆張りを狙うロジックのため、取引回数は少なくなりがちですが、
複数通貨ペア運用によるポートフォリオ効果
平均連勝率の高さ
フォワード上でも十分に良い成績を出しているからもアンチブレイクアウト系EAの中でも優秀なEAに属するEAと自負しております。
LMB-TradingSystemはMB-TradingSystemのリスクヘッジEAとでも言うべきブレイクアウトのだましに対応するロジックを持ったEAになります。
冒頭で触れたように、ブレイクアウト系のEAはトレンドの勢いがレジスタンスラインを突破できず押し戻されるようなレンジ気味の相場ではなかなか勝てません。だいたいブレイクアウトのラインにかかっても一回で突破できることは稀で、ブレイクするにしても大抵その前に2~3回は押し戻されるわけなんですが、MB-TradingSystemの場合はストップを深めにし、トレーリングストップや決済のロジックを駆使することで、勝率を高め、その弱点をある程度克服していたように思います。
しかしそれでもラインから深めに押し戻されるようなことが連続で起こると、ブレイクアウトでは勝てなくなってしまいます。
ところがそんなブレイクアウト戦略では勝てないような相場は、このLMB-TradingSystemにとってはおそらく美味しい相場ということになるでしょう。何故ならこのEAの場合、ブレイクアウトラインで逆張りでエントリーする勝率の高いエントリーの優位性と「数種のエグジットロジックと独自トレイリングストップ機能を搭載」したことによるいわば勝ち逃げのためのロジックの優位性を備えているからです。
なのでそんなブレイクアウト戦略の弱点を単にカバーするだけのヘッジEAというより、むしろブレイクアウト戦略の苦手な相場で大きく利益を伸ばしていくことのできるアンチブレイクアウトの逆張りロジックを備えた独立の優秀なEAと見ることもできます。
下は10年間のバックテスの結果ですが、0.1ロットで5通貨ペアなのに最大ドローダウンが655.57USDという守りの固さと、8割を超える勝率の高さ、1.7を超すPFなんかが目につきますね。
ちなみに同じくデモ口座ではありますが、Myfxbookで3月からのフォワードが公開されています(ブローカーはTitanFX、リンクは下にあります)。
こちらの方がfx-onのフォワードよりいいようですね。御覧のように半年程ではありますが、8月も含め負け月のない圧倒的な成績になってます。
そもそもブレイクアウトの場合は勝率が低くなりがちなロジックなんですが、MB-TradingSystemの場合はストップロスを深めにすることで7割前後の勝率になってて、しかも着実に利益を積み上げていけるリスクリターンの絶妙なバランスがとれている完成度の高いEAだったわけです。そこにこのLMB-TradingSystemが加わることでどんだけ強力なポートフォリオになることやら。なんかMBと組んだら負けないポートフォリオになりそうでこれは是非とも同時に稼働させたい衝動に駆られますねw。
MB-TradingSystemを持っている人はとりあえずこのEAは買って損はないでしょう。持ってない人もこっちの方が安いので、こちらを先に勝ってあとでMBを買うというのもありかもですね。
うーんしかし最近はAngel Heart USDJPYといい、一本勝ちのEURUSD版といい注目のEAがどんどん出てきますね。これじゃあせっかくEAが勝って稼いでくれてもお金が足りませんわw。