現在私が利用中のブローカーはAXIORYとTitanFX、それからBigBossの三つ。
どのブローカーもEAによる自動売買にしろ、裁量取引にしろ、注文はサクサクですし、レバレッジも大きく、日本語によるサポート対応や入出金も問題なく使えていて、それぞれ良いブローカーだなあという評価なんですが、一つだけ不満を言えばキャッシュバックですね。
以前XMを使ってて、このブローカーはキャッシュバックも大きくていいなあと思ってたんですが、今はXMは使ってないんですよね。なので、上記3ブローカーがメインなわけなんですが、いずれもXMと比較するとキャッシュバックが小さいんです。
まあその分AXIORYやTitanFXはスプレッドが狭いしBigBossはボーナスが手厚かったりするので、まあしょうがない面もあるんですが、欲を言えばもう少しキャッシュバックも欲しいなあと思っていたところです。
それで別のブローカーを調べていたところ、なかなか良さげなブローカーがあったのでご紹介します。
ECN口座なら実質スプレッドで圧勝!
そのブローカーというのはTradeviewForex。創業自体は2004年6月なので、業界内ではかなり老舗のブローカーだと思うんですが、今まで日本でのプロモーションに力を入れておらず、日本ではあまり知られていなかったようです。しかし最近日本語スタッフをそろえて日本でのプロモーションにも本腰をいれつつあるようで、じわじわ人気が出てきているブローカーですね。
その特徴と言えば、何といってもスプレッドが狭いところでしょうか。Tradeviewのサイトにいくと、 ECN口座(MT4 Innovative Liquidity Connector)のスプレッドがリアルタイムで表示されているんですが、こんな感じです。
ECN口座なので狭いのは当然ですけど、ぱっと見た感じではAXIORYやTitanFXのECN口座にも負けてないですよね。
しかし本当に驚くのは、通常ECN口座を利用する際にかかる手数料が安く、しかもキャッシュバック率が大きいこと。つまり実質スプレッド(=スプレッド+手数料ーキャッシュバック)がとにかく狭いんです。
他のブローカーとドル円およびポンド円のスタンダード口座およびECN口座のスプレッドについて比較したのが下の表になります。
※スプレッドはこちらのサイトを参考にしました。
※手数料とキャッシュバックは1USD=1pipで換算。
この表の見方ですが、ドル円ポンド円それぞれの通貨ペアでのスタンダード口座、ECN口座の実質スプレッドが一番狭い数値のシェルを黄色で色付けしています。御覧のように、手数料とキャッシュバックを考慮した実質スプレッドでは、ドル円ポンド円ともにTradeviewのECN口座が他のブローカーの口座を圧倒しているのが分かります。
またスタンダード口座でもキャッシュバック(TariTali)がXMと同じく1ロットあたり往復8USDと大きいため、4つのブローカーの中ではポンド円では実質のスプレッドが№1、ドル円でも他のブローカーと遜色ない数値になっていますね。
にしても平均スプレッドがドル円0.1、ポンド円0.5とか国内証券会社並みのスプレッドですね。それでいて手数料もキャッシュバックもトップレベルとか、どんだけ大盤振る舞いしてくれるのかって思いますね。
ECN口座利用上の注意点
以上のように極めて狭いスプレッドが魅力のInnovative Liquidity Connector (ECN口座)ですが、利用する上で注意しなければならない点があります。
それは利用に必要な入金額が最低1000ドル(10万円)以上であることと、最小取引ロットが10000通貨となる点です。
実際EAを利用する場合1000ドルで0.1ロットというのは、ドローダウンが小さい優秀なEAで、なおかつ最大ポジション数が少な目のEAであることが必要です。
ですので単一ポジションで低ドローダウンのEAを利用する場合は少ない資金でも運用できますが、複数ポジションをとるEAやドローダウンが大きいEAを利用する場合は入金額を増やして証拠金を厚めにしておく必要があります。
またレバレッジが最大200倍(スタンダード口座は最大500倍)しかなく、ロスカットの証拠金維持率も100%(スタンダード口座も同様)と海外ブローカーにしては厳しいロスカット条件となっていますので、この点でも資金管理に十分注意する必要があります。
ちなみにスタンダード口座の最低入金額は100ドル、最小取引ロットは1000通貨となっていますので、初めて利用する方や少ない資金で利用したい方は、まずはスタンダード口座の開設をおすすめします。
⇒TradeviewForexの詳細・キャッシュバック口座の開設はこちら
その他の特徴および注意点
それ以外の面ではどうでしょうか。詳細はホームページ等を参照してもらうとして、その特徴を列挙すると下記のとおりです。
・注文方式はNDDのSTP/ECN口座
・スキャルピングや両建てもOK
・EQUINIX社(データセンター)にメインサーバーLD4を設置しハイスペックなトレード環境を実現
・豊富なリクイディティープロバイダ(価格の提供元)があり厚い流動性を確保
・FX以外に株式、ETFも取引可能
・プラットフォームはMT4以外にCurrenexとcTraderが利用可能
・入金額以上の損失なしのゼロカット方式
・3万5千ドル(約400万円)の信託保全(信託先はヨーロッパ最大級の銀行サンタンデール銀行)
・日本語サポート対応
・ケイマン諸島金融庁(CIMA)にライセンス登録
世界有数の銀行に3万5千ドルの信託保全があるのはいいですね。ライセンスもコンプライアンスの要求が厳しいと言われているケイマン諸島ですし、サーバー環境のレベルも高く、リクイディティプロバイダーも豊富ということで、流動性も厚く、注文も問題なさそうですね。
しかし注意する点を上げるとすれば、それは国内銀行送金に対応していないところ。
なので入金については海外銀行(サンタンデール銀行)への直接送金(パスポートコピーが必用)やクレジットカード、mybitwalletなどを利用する必要があります。
また出金は入金に利用した方法と同一の方法でしか引出ができず、やや細かい記載が必要な出金フォームからの申請が必用です。
他の有名ブローカーの多くで利用可能な国内銀行送金に対応していないのは残念ですね。入出金のシステムについては今後是非改善して欲しいところです。
まとめ
ということでTradeviewForexは圧倒的な極小スプレッドについては勿論、トレード環境や口座資金の安全性、会社自体の信頼性についても高評価できるブローカーだと言えるでしょう。
ただしECN口座利用のハードルの高さや入出金面での不便など、まだまだ日本人のFXトレーダー全般が利用するには改善すべき部分もあるように思います。
そうした点が改善されればさらに利用者が増え、日本のFXトレーダーの中での知名度も上がってくるでしょう。
とはいえ、少しでも良い条件でトレードしたいというトレーダーにとってはこれ以上ないような環境を用意してくれていますので、トレード環境を追求する中上級者以上のトレーダーにとっては最良のブローカーと言えるかもしれません。
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