4月度の「EA評価ランキング」で梓弓_USDJPYが8位、梓弓_EURUSDが10位にランクインしてきました。
いずれも3月のコロナショック相場で大きく利益を伸ばしたわけですが、他の仲値トレード系EAや相場の法則を利用したEAについても気になったのでいくつかチェックしてみたところ、案の定好調でした。
ということで今回の「気になるEAチェック」は相場の法則を利用したEAの中から以下の仲値トレード系の3本を取り上げてみました。
【2020】
【2019】
⇒最新のフォワード成績はこちら
このEAはBeatriceシリーズで有名なベアちゃんさんと様々なメディアに出演されているガラケートレーダーさんのコラボEAで、ガラケートレーダーさんの仲値トレードの手法をベアちゃんさんがEA化されたもののようです。
仲値トレードの一般的な手法は、早朝にドル円のロングでポジって仲値決定時刻(日本時間9時55分頃)までに売却、仲値発表後は逆にショートでポジってロンドン時間までに買い決済という認識ですが、本EAもトレード履歴を見ると概ねそのような手法になっています。
ただ売りの方がゴトー日に限定されているのと、1分足を使用して分単位でエントリー時間が決められているようです。
勝率は60%未満ですが平均利益>平均損失の損小利大で、買いの方はほぼ毎日取引があるのも特徴です。
ここまでのところ8ヶ月以上のフォワードで大きな損失もなくきれいな右肩上がりの損益曲線を描いており、リスクリターン率も順調に積み上がっています。
【2020】
【2019】
こちらはFlashesの開発者Trader Kaibeさんの仲値トレードのドル円EAです。
こちらもBeatrice NK01同様1分足のEAですが、こちらはトレードする日をゴトー日と金曜日に絞り込み、さらに買いの方は深夜に円高方向に乖離したタイミングで仕込むということで、取引回数はBeatrice NK01ほど多くないですが、7割近い勝率となっていてます。
また買いの方は決済時刻は一定のようですが、売りの方は仲値後に乖離の戻りを判断して決済するようです。
このようにこのEAは仲値トレードのEAですが、インジで乖離の判断を加味してエントリーや決済を行う点が特徴のようです。
トレーリングストップや売りポジションの強制決済時刻、エントリーの開始や停止時間を設定できるなど、自由度も高いです。
最後にこちらのEAですが、最大2ポジですが3月は600pipsを超える利益を上げています。
しかも5分足を採用して始値でエントリーするタイプですので、上記二つの1分足EAよりはデモフォワードとの乖離は少ないのではないかと思います(リアル口座の実績も公開されていますがほぼ同様の成績のようです)。
ロジックは毎日取引する売りのロジック(仲値頃に売って午後の一定時刻に決済)と、ゴトー日限定の買いロジック(早朝買って仲値頃に決済)と売りロジック(仲値頃に売って午後の一定時刻に決済)からなっているようですが、バックテスト(ドル円)では17年間負けなしで、PF1.51、RR29とかなり優秀です。
しかしこのEAの一番の特徴は、自由度が圧倒的に高いということ。
まず太っ腹なのが、通貨ペアフリーという点。
ちなみに開発者のすいかわさんの推奨は1位がEURUSD、2位がUSDJPYということですが、他の通貨ペアでもチューニング次第ではいけそうです。
そしてそのチューニングということに関しては、設定パラメータが豊富で、下記のように売り買いの注文時刻も5分単位で設定できるようになっています。
ということで、このEAは初心者ならデフォルトのまま運用してもいいし、仲値トレードを追求して少しでも優位性の高いところで取引したいという方なら細かく設定を変えられるようにもなっています。
総じてユーザビリティの高い、お得感のあるEAではないかと思います。
以上3本のEAは仲値トレードという点は共通ですが、いずれも特徴がありますので、この手のEAをまだポートフォリオに入れていないという方は、この機会にご利用を比較検討してみてはいかがでしょうか。