最近はGogoJungleなどの販売サイトだけでなく、無料のEA配布サイトでもEAの出品が増えてきて、さらには個人でEAを配布されてる方も増加傾向のように思います。
しかし実際にEAの作成をやってみると分かるんですが、右肩上がりのEAを作るのはなかなか難しいです。
しかも世に出るEAの数が増えるに連れてEA全体のレベルも上がっているので、単に右肩上がりのEAではなく、より高PF、高利益、低ドローダウンのEAが求められてきていると思います。
そこで今回は、そんな優秀なEAの作成のための心強い武器になってくれそうなツールがありましたので、紹介したいと思います。
それがこの「EXCEL VBAによるEAの高利益化ツール」。
VBAというのはエクセルを自動化する機能(マクロ)のためのプログラム言語ですね。
EA名人さんという方がこのツールの開発者で、「より簡単にPFの高い、利益の高いEAが作れるように」ということで開発されたそうです。
当ブログでも紹介したことのあるEA・山紫水明もこのツールのノウハウで作成されたとのこと。
この山紫水明の場合は1年半ほどのフォワードで好調ですね。
で、このツールの利用の流れですが、詳細についてはEA名人さんのブログで解説されてますので、そちらの方で読んでいただくとして、ざっくりと書くと次のようになります。
①既存EAをMT4のストラテジーテスターで走らせてエントリー時間のデータを取得。
②そのエントリ時間でのテクニカルデータを専用の情報収集EAで収集。
③収集した情報をエクセルへ移行し、データ分析機能を使って各テクニカルと利益(profit)との相関を調べる(以下EA名人さんのブログより画像を引用)。
④テクニカルと利益との相関係数の部分を抜き出して絶対値の多いものから並べる。
「相関係数がマイナスになっているフィルタは値と利益の増減が逆方向であることを示しています。」
⑤抽出したフィルタをEA(コード)に取り込み、バックテストなどで改善できたかどうかをチェック。
以上のように利益と相関の大きいフィルタを抽出し、抽出したフィルタを使ってEAの作成を行う、という流れのようです。
実際にやってみるとそうでもないかもしれませんが、正直説明を読んだだけでは、ちょっと難しく感じますね・・。
ただ個人的にはEA開発の肝は、このフィルター(ロジック)だと思うので、それを抽出できさえすれば優秀なEAの開発にかなり近づけるのではないかと思います。
なおナンピンやマーティンゲール、トラリピなどのEAには対応していないとのことです。
また、EXCELは2013以降のものが必要で、当然ながらMT4およびエクセルの基本知識は必要となります(VBAは知らなくてもよいそうです)。
EA開発を始めたものの、なかなかうまくいかないという方は、このツールの活用を検討してみてもいいかもですね。
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