今回はバラエティに富んだ3つのEAを紹介します。
【Pips】
【損益】
当ブログはあまりナンピン、マーチン系のEAは取り上げてこなかったんですが、最近はテクニカルが重視された上でさらにポジション数やSLも限定されているという、通常のEAと比べてもリスクがそこまで高くなさそうなEAも増えてきています。
このEAについてもマーチン的なポジションの取り方をしますが、最大SLが43pipsと小さめで、さらにデフォルトでは最大ポジション数は片側3となています。
ですのでかなりリスクは限定されていて、損益グラフを見てもマーチンEAに特徴的な小さなこぶがところどころにあったり含み損が垂れ下がっているようなグラフではなく、比較的滑らかな右肩上がりのグラフになっていますので、運用した場合も通常の複数ポジEAとそう大差はないのではないかと思います。
リスクリターン率についても21年間のバックテストで31倍ありますし、長期での安定運用が期待できるEAです。
ちなみにこのEAはEA-BANKにも出品されていますので、会員登録して一定額入金すれば無料で利用可能です。
【2020】
【2019】
「押し目買い戻り売りの王道手法」と 「統計的に割り出した優位な時間帯のみ」でトレードするEAです。
複数の通貨ペアで出品されていますが、このNZDUSD版が一番成績が良く、1年弱のフォワードでPF1.83、RR5.03という優秀な成績になっています。
バックテストに比してフォワードが良すぎるのが気になりましたが、直近の相場へのフィット重視で、NZDUSD専用というマイナーな通貨ペアのEAでリスク分散を図りたい場合は導入を検討してみても面白いかもです。
【2020】
【2019】
ねこ博士さんのEURAUD専用EAです。
「スイング」と名前が付いていますが、ポジション保有時間が「数十分~1日程度」ということで、どちらかというとデイトレ、スキャルタイプではないかと思います。
ただスイングというとポンド円やユーロ円が多いイメージですが、実はEURAUDはボラの大きさという点では全通貨ペアの中でもトップクラスだったりしますので、いつかこの大きな値幅を狙ったEURAUD専用のEAが出てくるのではないかと思ってました。
でこのEAも0.1ロットで平均利益は30pips~40pips程度ですが、最大TPが400pips(利益だと300ドル弱)になっていて、大きな値幅を狙える作りにはなっていますので、ポンド円やユーロ円以外で利幅を狙うEAを運用したい場合には候補になるかもしれません。
ただ多頻度で毎朝のようにエントリーするのはいいのですが、バックテスト上のドローダウンもかなり大きめでRRを圧迫していますので、運用する場合はロットやポジション数、運用のタイミングに気を付けたいところです。