MT4が世界中で圧倒的に普及しているということもあって、以前から来ると言われているMT5の時代はなかなか来ませんね。
とは言ってもXMやTitanFX、TradeviewForexなど多くの海外ブローカーや、外資系ブローカーの日本法人であるOANDA JAPANやアヴァトレード・ジャパンなんかはMT5を提供しています。
MT5にはMT4にない多くの時間足やインジケーター、分析オブジェクトが使えたり、注文方式が多い、経済指標カレンダーがプラットフォーム上で見れる、バックテストではリカバリーファクターが表示されるなどより詳細な分析が見れる、動作がMT4より軽いなど、スペック面ではMT4をかなり上回っているようです。
確かにMT5を採用しているブローカーは国内ではまだごく一部という感じですが、少しづつ目にする機会も増えてきているようにも感じます。
そういうわけで裁量トレーダーであればMT5に乗り換えるメリットもかなりありそうですが、自動売買の方はどうでしょう。
ということで今回はMT5専用のEAをチェックしてみました。
EAと言えばGogoJungle。
早速MT5で検索してみると、ありました!
と思ったんですが、2020年の9月現在ではまだ9本だけ・・。
日本最大のEA販売所でもまだ10本に満たない数です。
しかし少ないながらも、フォワードの成績が良いものもあります。
例えば現在利用者ゼロのこちらのEA。
24時間タイプのユーロドルスキャル。
MT4用のEAだったらもっと利用者増えてそうですね。
さらに同じ開発者の方のこちらのデイトレ、スイングタイプのEAは、最大3ポジですが9月に入って約600pipsを獲得しています。
ドル円、ポンド円、ユーロ円の3通貨ペアに対応したブレイクアウトロジックのEAで、3通貨合計でのバックテストのグラフもなかなかよ良さげです。
このようにMT5用のEAはまだ数こそ少ないですが、成績の良いものも出始めています。
とは言っても自動売買だと既にMT4用の膨大な数のEAが出回ってますし、今なお最新のEAも出まくってますので、MT5に敢えて乗り換える必要があるかどうかと言うと正直微妙かもしれません。
ただ国外、例えばMQL5を覗いて見るとすでにかなりの数のMT5用EAが販売されています。
まだ先の話でしょうけど、MT5の長所が理解されてもう少し普及すれば、MT5の豊富なインジケーターや時間足を使ったEAも日本でも開発されるようになるでしょうし、そうなればMT4とはまた違った自動売買用プラットフォームとして認知され、さらにEAも増えていくのかも。
というわけで勢いが付いてくればMT5の普及も一気に加速するのかもしれません。
まあ当分はMT4が使えなくなることはないでしょうし、既に多くのEAを買い込んだ私としてはそれだけは勘弁して欲しいところですが・・・。