EAプログラミングセミナー【裏講座】禁断のナンピン・マーチンゲール編とは?
「EAプログラミングセミナー」は、トレーディングオフィス社が提供する、EAを自作するためのプログラミング講座です。
当ブログでも随分前に取り上げましたが、このセミナーでは、バックテスト上でも利益を出せるEAのソースコードが書かれたMQLファイルを丸ごと提供しており(EA自体も勿論使用可能)、利用者は会員専用サイト内でそのコードについての解説を読み進めながら学習(ベーシック講座)、さらにはそれに自分のアイデアを足して変更を加えてオリジナルのEAに仕上げていく(アドバンス講座)というスタイルを取っています。
このセミナーの長所としては、上記のように実際に利益を出せる可能性のあるEAのソースコードを丸ごと見ながら学習できるという点もありますが、加えて分からないところはメールで質問できるというメールサポートが付属しているという点もあります。
しかもこのメールサポートの期間も当初は1年間限定だったのですが、現在は何と期間限定なしで質問できるようになっていますので、安心してじっくりとプログラミングの学習、EAの開発ができるというところが大きなポイントとなっています。
今回紹介する「【裏講座】禁断のナンピン・マーチンゲール編」も基本的には前回の「スタンダード講座」と同じくEAのソースコードを提供し、それについて学習、質問をしながらオリジナルのEAの開発を目指すというスタイルになっていますが、その開発を目指すEAが「ナンピン・マーチンゲール」である点が異なっている点になります。
⇒EAプログラミングセミナー【裏講座】の公式サイトはこちら(GogoJungle)
ナンピン・マーチンゲールEAとは?
ではナンピン・マーチンゲールEAとは何か?
販売ページから引用します。
ナンピン・マーチンゲールEAとは、1つのポジションではなく、複数のポジション全体でプラス決済を狙うトレード手法となります。
例えば「買い」エントリー後、相場が逆行してしまった場合、第2、第3のポジションを持つことにより、ポジションの平均取得単価を下げながら、ポジション全体の損益がプラスとなるレートで決済を行います。
1つのポジション「=点」ではなく、複数のポジション「=ゾーン」でエントリーを行うという考え方のため、第1ポジションの精度が多少悪くとも、第2、第3のポジションできちんとカバーできるというメリットがあります。
正確には「マーチンゲール」は前ポジの倍ロットでポジション追加をする手法になりますが、ここでは上記の定義に従い「ナンピン・マーチンゲールEA」を広く捉えておきます。
この「ナンピン・マーチンゲールEA」の特徴として、点ではなくゾーンでエントリーを行い、平均取得単価を下げながらポジション全体の損益がプラスになるのを狙うという戦略になりますので、負けにくいロジックだと言えます。
実際GogoJungleにも1年以上負けがないナンピン・マーチンゲール系のEAがありますし、そういうEAはこのタイプのEAではそう珍しいことではないです。
しかしその反面ポジション数を増やすことでロットが膨らみますので、それこそ一方的なトレンドが続くときななんかは口座が吹き飛ぶぐらいの大ダメージを食らうこともあるという、リスクの高いところも特徴です。
要するに負けにくいロジックだけど、保有ロット数が大きくなりやすく、リスク管理が難しいタイプのEAだと言えます。
なぜナンピン・マーチンゲールEAなのか?
じゃあ負けにくいけどリスクの高いこの「ナンピン・マーチンゲールEA」が、なぜセミナーで取り扱われるのか?
以下販売ページから引用です。
それは、ナンピン・マーチンゲールEAには高い需要があるからです。
高い需要がある理由の1つとしまして、上記でお話しましたとおり、ポジションワークにより非常に負けにくいロジックであるという点が挙げられます。
そう、「ナンピン・マーチンゲールEA」は負けにくいとうこともあって、かなり需要があるのは事実です。
例えばGogoJungleで言うと、直近ではナンピニア・ユロドル、PEACE、WallStreetPrincessなんかが好成績で推移していて人気ですし、GemForexなんかを見てもこのタイプのEAが右肩上がりのフォワードを記録してダウンロードランキングの上位にあります。
そんなわけで、この「裏講座」では高い需要のある「ナンピン・マーチンゲールEA」の作成がテーマになっているわけです。
ナンピン・マーチンEAのソースコードを完全公開、徹底解説!
前回の「スタンダード講座」でも利益を出せる可能性のあるEAのソースコードを丸ごと提供し、それに解説を加えていくというスタイルがとられていましたが、今回も同様にEAのソースコードが提供されています(※専用のクライアントページでダウンロード可能です)。
それがこちらのNanpinSystem for DeveloperというEA。
このタイプのEAだと高PFでこういう一直線の資産曲線というのはそう珍しくないんですが、細かく見るとデフォルトで最大ポジション数が12までに制限されていて最大ドローダウンも小さいですし、RFも約10年で7.45と比較的高い数値になっています。
そんなわけでこのEA、そのままGogoJungleなんかで販売されててもおかしくない水準のEAではないかと思います。
この「裏講座」ではこのEAに改良を加えて、自分だけのオリジナルのEAを作成することを目指すわけですが、EA開発者を目指す方や、自分で使えるナンピン系のEAを開発したいという方には、またとない機会ではないでしょうか。
⇒EAプログラミングセミナー【裏講座】の公式サイトはこちら(GogoJungle)
オリジナルEA完成までの流れ
ここで改めてセミナーの流れを見ておきしょう。
まずは第一段階の「ベーシック講座」ですが、スタンダード講座と同様、提供されるEA(NanpinSystem for Developer)のソースコードをもとに徹底した解説がなされます。
勿論プログラミング解説で分からないところがあれば、メールで質問できるようになっています。
次からがベーシック講座で学んだソースコードに様々な改造を加えていく第二段階の「アドバンス講座」になるわけですが、その最初の「アドバンス講座1」ではトレード頻度や期間、テクニカル指標の変更を行っていきます。
この段階では自分なりにこういう機能を加えてみたいとか希望があれば、メールサポートを活用して質問しながら改良を進めていくことが可能です。
「アドバンス講座2」では他通貨対応をのやり方を学んでいきます。
ここでは当初AUDNZD対応となっているNanpinSystem for DeveloperをAUDCADに対応させるやり方を学びます。
最後の「アドバンス講座3」ではナンピン・マーチンゲールEAの運用リスクを学習します。
以上がセミナーの学習の流れですが、「ベーシック講座」と「アドバンス講座1」が特に重要で、ここでじっくりソースコードを学習し、わからないところは積極的にメールサポートを活用してネックになっている部分を突破していければ、自ずとオリジナルのナンピン・マーチンEAの完成へと近づくのではないでしょうか。
ちなみに商用利用についてですが、提供されたコードをそのまま公開したり販売するのは勿論禁止ですし、ソースコード(MQ4ファイル)については編集したものでも公開・販売はNGになっています。
しかし改造してオリジナルのEAに仕上げた場合はEA(EXファイル)の公開・販売はOKとなっています。
つまりここでオリジナルのEAが完成すれば、独自に販売したり無料EAサイトに出品することができるわけで、晴れてあなたも開発者の仲間入りということになるわけです。
まとめ
実はこのプログラミングセミナーのスタンダード講座の方は管理人も利用させていただいてます。
当ブログではEAを作成するためのツールも紹介していますが、やはり自分でEAを作成し、販売したりするのであれば、最低限のプログラミング知識は持っていた方がよいと思います。
なにより自分でソースコードを直接いじれるようになった方が痒い所にも手が届きますし、EAに対する理解度もぐんと高まります。
今回ご紹介したのは裏講座になりますが、EA作成の基本から学んでいけるという点ではスタンダード講座同様、非常に有意義な講座になっているかと思います。
コード自体もトレーディングオフィスが実際にEA開発に使用している非常に分かり易い記述法(「3ブロック記述法」)を採用していますので、初心者にも入っていきやすいです。
何よりEAのソースコードの提供、期間限定なしのメールサポートが付いてこの価格での提供は破格といってもいいぐらいです。
私自身メールサポートを利用したこともありますが、質問への対応も早くて丁寧ですし、安心して学習を進めていける環境が手に入ります。
トレードやビジネスなど最終的な目的は人それぞれだと思いますが、EAを自作してみたいとい方にはうってつけの講座になっていると思います。
少しでも興味ある方は、是非一度検討してみてはいかがでしょうか。
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