毎年年明けに発表しています年間のEA評価ランキングですが、今年も発表させていただきます!
【集計方法】
・2023年12月31日付でのGogoJungleのEAのデモフォワードのデータを元に、直近一年間の収益率で上位50個ほどのEAを対象に、PF、RFの数値も加味してトップ20を算出しています。※詳細はEA評価ランキングのぺージにある「EA評価ランキングの評価方法」(特に「短期EA評価ランキングについて」)を参照ください。
順位 | EA名称 | 短期(12ヶ月) | ||
収益率 | PF | RF | ||
1 | 五十日トレーダー | 101.69% | 4.19 | 3.55 |
2 | PerfectOrder_GBPJPY | 108.58% | 2.26 | 8.21 |
3 | Four_Requirement | 72.72% | 3.35 | 4.69 |
4 | Turn Up EA (ターン・アップEA) | 67.29% | 3.72 | 7.08 |
5 | 鹿児島EA<AUDNZD版>KagoshimaEA | 68.76% | ー | 3.38 |
6 | じぇじぇこ | 100.02% | 1.68 | 4.50 |
7 | RCI USDJPY | 99.41% | 4.07 | 2.83 |
8 | ヒット&アウェイ | 66.55% | 2.97 | 4.74 |
9 | YumokinVOL_ExitATR | 66.69% | 2.74 | 4.67 |
10 | GOLD Scalper PRO | 84.96% | 2.24 | 3.44 |
11 | 「THE AUDCAD」タイプB | 92.00% | 2.68 | 2.95 |
12 | 百戦錬磨オジカナ AUDCAD | 76.33% | 2.27 | 3.35 |
13 | 逆転王GBPJPY | 62.48% | 2.54 | 9.14 |
14 | リピートオジキウイ | 62.84% | ー | 3.01 |
15 | Triple Scalper | 79.67% | 2.05 | 3.11 |
16 | ダブリピトレードAUDNZD | 60.44% | ー | 3.08 |
17 | トレンディポンド | 67.78% | 1.67 | 3.98 |
18 | 頑張れ英国3.2 | 92.45% | 1.34 | 3.13 |
19 | 【一念通天】AUDCAD 実検証済みロジック 損切り有 Bid/Ask・低レバ対応EA | 68.05% | 2.27 | 2.85 |
20 | eur_jpy M30 majic system | 93.31% | 1.67 | 2.63 |
2023年の年間EA評価ランキングのトップ20はこのような結果となりました。
収益率の上位から抽出しているというのもありますが、ここでランクインした全てのEAの年間の収益率が50%を超えているというのは、他の投資ジャンルと比べても十分凄いことだと思います。
ただ今回収益率が100%を超えているEAは3本なのに対し、前回2022年の年間ランキングでは何と18本もありましたので、前回と比べると今回のランキングはやや物足りなく感じてしまいます。
ただその2022年のランキングでトップ20に入っていたEAで、今回2023年のランキングにも入っているというのはゼロ。
いかに同じEAで毎年好成績を上げ続けるのが難しいかが分かりますね。
そんな2023年というややEAに厳しい相場となったであろう年の年間ランキングを制したのは、五十日トレーダーというEAでした。
その名の通り、ドル円でゴトー日前日深夜に買いエントリーして翌日仲値発表時刻に決済するという実にシンプルな定刻ゴトー日トレードのEAです。
ここで疑問なのが、2022年の年間ランキングでは1位になったGTXをはじめ、複数のドル円定刻(アノマリー)トレードEAがランクインしたのに、なんで今回はゴトー日トレーダーだけがランクイン(しかも1位)したのかという点ですが、それはこの五十日トレーダーがほんとにゴトー日(※前日に買いエントリー)しか取引しないEAということが関係しています。
他の同タイプのEAはゴトー日が土日にかかる時は、その直前の金曜日なんかにエントリーしてますし、EAによってはゴトー日に関係ない日でもエントリーしているのに対し、このEAは徹底してゴトー日が平日になる時だけしかトレードしません。
そのためほんとのゴトー日以外の”無駄な”トレードがなく、収益率100%を超える成績を達成して1位になったというわけです。
それから2022年に複数ランクインしていた純テクニカルベースのドル円のデイトレ、スイング系EAは直近でエントリー数が激減しているRCI USDJPY以外になく、代わってポンド円の同タイプのEAが複数ランクインしました。
2位のPerfectOrder_GBPJPY(※ドル円にも対応)、9位のYumokinVOL_ExitATR、13位の逆転王GBPJPY、17位トレンディポンド、18位の頑張れ英国3.2などがそうしたポンド円のEAで、いずれも損小利大のEAです。
さらにスイング系については、管理人のリアル口座でもEA-BANK版が好調だった「THE AUDCAD」タイプB、ユーロドル他4通貨ペア対応のじぇじぇこ、eur_jpy M30 majic systemなど、ポンド円以外のEAも活躍してます。
ナンピン系では、EA-BANKでもお馴染みの4位のTurn Up EA (ターン・アップEA)、12位の百戦錬磨オジカナ AUDCADといったAUDCADのナンピンEAがランクイン、グリッドタイプでは直近のEA評価ランキング6位の鹿児島EA<AUDNZD版>KagoshimaEA、リピートオジキウイ、ダブリピトレードAUDNZDといった相関が高く一定レンジを想定し易い通貨ペアであるAUDNZDに特化したEAが3つランクインしました。
その他ユニークなところでは、3位にランクインした4ロジック搭載のEA・Four_Requirement、スプレッドで不利なはずのGBPCHFのスキャルピングEA・ヒット&アウェイ、海外の老舗EAメーカーであるFXautomaterのXAUUSDのEA・GOLD Scalper PROなんかが気になりました。
ということで、2023年は2022年に強かったドル円系のEAが少なくなって、かなりバラエティに富んだEAがランクインした印象です。
ただ毎年連続でこういう上位の成績になっていないものの、数年の間地味に毎年年間でプラスを続けているというEAは複数あります。
有料EAの場合はEAの投資コストとというのもありますので、単年だけで見るのではなく、そうした毎年継続的に利益を出せるEAを選択して、末永く運用することを目指すのがいいかと思います。
ですので、ここに挙げたEAの成績は2023年分だけですが、もしEAを購入したいという場合は、過去の実績および今後の実績も合わせて検討することをお勧め致します。
2024年もスタートしましたが、今年は日米の金融政策が転換する可能性が高いようですし、11月のアメリカ大統領選挙をクライマックスとして、多くの主要な国で選挙が行われる「選挙イヤー」とも言われてますので、相場の方も昨年以上に大きく動くかもしれません。
そうした中でEA全般の成績はどうなっていくのか、どんなEAが活躍するのか、全く予想できませんが、、ともかく昨年を上回るような成績になって欲しいなと思います。