※本稿は以前に投稿した記事を最新データに基づき加筆・修正して更新したものとなります。
今回はGogoJungleのデモ口座でのフォワードを参考に、長期間(5年以上)ほぼ右肩上がりで好成績を維持し続けているEAに注目してみました。
思えば、一昔前は「EAには寿命がある」などと言われたものです。
確かに一定期間で通用しなくなったり回復できないくらいのドローダウンを引き起こすEAも少なくないものの、他方で毎年プラスの成績を残し、気づけば5年や7年、中には10年以上最高益を更新し続けているEAも存在しています。
ここではそんなEAの中から、「寿命神話」を打ち破って今後も最高益を更新し続けてくれそうなEAを集めてみました。
ちなみに過去記事ではGold専用EA、アノマリーEA、スキャルピングEA、ナンピンEA、デイトレ・スイングEA、AI搭載EAについても優秀なEAをピックアップしてご紹介していますので、そちらと合わせてEA選びの一助としていただければと思います。
tagosaku USDJPY(MT4)
2013年の5月以来12年を超える期間に渡って右肩上がりを継続中の驚異的な損小利大ドル円スイングEA。移動平均線と各種フィルターでトレンドを判断しエントリー、ATRトレーリングストップやATRによる天底判定でイグジットします。長期間のフォワードでマイナスの年もあるものの、ほぼ毎年プラス、特に2019年以降は好調で、今年に入ってからも最高益を更新中です。トータルの収益率は単利運用で300%に達し、直近1年間でも約44%と相場にフィット、未だに高い稼働率を維持し続けています。
東京神話(MT4)
6年超右肩上がりを継続し、毎年プラスとなっているドル円の定刻アノマリーEA。1分足を使用していますが、スキャルではなくデイトレタイプです。MT4の標準インジケーターを使用し、ゴトー日と金曜日前夜に絞り、円高方向に乖離した場合に買いエントリー→仲値で決済後、ドテン売りでエントリー→円高方向への乖離で決済します。他の同タイプのEAと比較しても安定度が高く、長期の実績と併せて高く評価できるEAです。
緊急発動FX USDJPY(MT4)
「突然の大きなニュースで、一方方向に急に動いた時に、 すかさず反応し、それを利益にしようとするEA」をコンセプトとして開発された1分足使用のドル円スイングEA。1分足で価格が設定した「○○pips」以上動いた場合に順張りでエントリーします。10年以上前に発売されたEAですが、未だにデモフォワードで最高益を更新し続けており、シンプルながら長期でも機能する優位性のあるロジックを備えたEAだと言えます。バックテストおよびフォワードいずれのデータでも10年で200回足らずの取引とエントリー数は少なめですが、勝てる時に大きく利確を狙うトレードで着実に利益を積み上げ、2025年も700pipsを超える利益を獲得しています。なお、設定でトレード時間を指定できますので、指標発表時専用のツール的な使い方をしても面白いかもしれません。
ナンちゃんピンちゃんユーロポン(MT4)
片側最大6ポジション(0.01,0.02…0.32)に限定した4時間足使用EURGBP専用のナンピンマーチンEA。ポジション数を限定していることもあり、最大ドローダウンが低く、RF(リカバリーファクター)は9.14とこのタイプのEAとしては大きめで、リスク抑制的となっているのが特徴です。6年以上が経過したフォワードで収益率は170%超、PFは未だに3を超えるなど好成績を残しています。
PEACE(MT4/MT5)
最大11までロットを増やしながらポジションを保有する複数通貨ペア対応(推奨はAUDCAD)のナンピンタイプのEA。EMAと現在の価格でトレンド判定し順張りでエントリーするロジックと、ADXをオシレータとして使用して買われ過ぎ売られ過ぎを判断して逆張りエントリーする二つのシンプルなエントリーロジックを採用し、固定pipsで個別に利確、損切、あるいは損益が指定した金額に達した場合に一括して決済します。ナンピンについては、バージョン1.0では50pips間隔で初期ロットの1.7倍でエントリーしていましたが、バージョン2.0以降はトレンドの強さによってナンピン間隔が変わる「オートアジャストモード」を採用し、より適格なところでナンピンができるようになっているようです。これまでのところデモフォワード(AUDCAD)では2019年11月から6年以上月単位で負けなし(MT4版)と、安定した成績が継続中です。
sheep6(MT4)
豪ドル円、NZドル円を対象としたナンピンEA。買いのみでエントリーし、最大5回までロットを増やしながらナンピンします(例 0.01→0.02→0.03→0.05→0.09→ 0.15)。「長年のNZDJPY・AUDJPYの癖を解析し、トレンドに応じたポジション(ナンピン)を取っていきます」ということで、単純に等間隔ではなく状況に応じたナンピンができるのも特徴です。2015年5月のスタートから既に10年を超える期間フォワードの計測が続き1200回以上のトレードを重ねていますが、収益率は約160%に達し、PFは5を超えています。勝率は90%を超えており、スワップのマイナスも付かないので、とにかく負けにくいEAで長期運用したいという人には向いているEAかもしれません。