Gold(XAUUSD)専用のオリジナルEA「AurumTriEdge」のMT5版・AurumTriEdge_M5_XAUUSD_MT5が完成しました。
すでにGogoJungleへの出品申請を行っており、現在は審査結果を待っている段階です。
今回は、MT5版の特徴と約11年9か月にわたる長期バックテスト結果、そしてフォワード実績について紹介します。
また、MT4版とのバックテスト結果の違いについても解説します。
AurumTriEdgeとは?3つのロジックでGold相場を攻略
AurumTriEdgeは、Gold(XAUUSD)の5分足を対象としたデイトレード~スイング型のEAです。
最大の特徴は、異なる相場局面での優位性(Edge)を狙う3つの売買ロジックを搭載していることです。
- ロジック1: トレンド中の押し目・戻りを狙う
- ロジック2: 朝の時間帯に発生する反転を狙う
- ロジック3: トレンド転換の初動を狙う
3つのロジックを組み合わせることで、特定の売買パターンに依存しすぎない運用を目指しています。
また、ロジック間の損益相関が低いことも特徴の一つです。
ナンピン・マーチンゲールは使用せず、固定ロット運用と複利運用の両方に対応しています。
MT5版の長期バックテスト結果
MT5版について、2015年1月1日~2026年9月30日の約11年9か月を対象にバックテストを実施しました。
バックテスト概要
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 通貨ペア | XAUUSD |
| 時間足 | M5 |
| 検証期間 | 2015/1/1~2026/9/30 |
| 初期証拠金 | 10,000 USD |
| ロット | 固定0.1ロット |
| 純利益 | +36,502.53 USD |
| プロフィットファクター | 1.83 |
| リカバリーファクター | 23.37 |
| 総取引数 | 1,633回 |
| ヒストリー品質 | 約98% |
約11年9か月のバックテストで、初期証拠金10,000ドルに対して36,502ドルの純利益を記録しました。
プロフィットファクターは1.83、総取引数は1,633回となっています。
損益曲線を見ると、長期的には右肩上がりの推移となっていますが、利益の伸び方は時期によって大きく異なります。
特に2025年以降のGold相場で好成績を記録している点が特徴的です。
なお、バックテストは過去の相場データに基づく検証であり、将来の運用成績を保証するものではありません。
年度別損益:2025年以降のGold相場で好成績
次に、年度別のバックテスト成績を見てみましょう。
| 年 | 純損益(USD) | PF |
|---|---|---|
| 2015年 | -218.05 | 0.91 |
| 2016年 | +2,359.79 | 1.90 |
| 2017年 | -277.03 | 0.80 |
| 2018年 | +40.45 | 1.02 |
| 2019年 | +88.99 | 1.03 |
| 2020年 | +2,888.82 | 1.67 |
| 2021年 | +1,023.39 | 1.28 |
| 2022年 | +2,817.14 | 1.93 |
| 2023年 | +419.65 | 1.12 |
| 2024年 | +2,807.39 | 1.59 |
| 2025年 | +13,376.33 | 2.98 |
| 2026年(1~9月) | +11,175.66 | 2.68 |
年度別に見ると、2015年と2017年はマイナスとなっているほか、2018~2019年も利益は小幅にとどまっています。
一方、2020年以降はすべての年でプラスとなり、特に2025年と2026年の成績が目立ちます。
2025年の純利益は13,376ドル、2026年も9月末までに11,175ドルの利益を記録しました。
直近のGold相場において、AurumTriEdgeの売買ロジックがうまく機能していることがうかがえます。
ただし、近年の好成績が今後も続くとは限りません。過去には収益が伸び悩んだ時期もあるため、長期的な視点で評価する必要があります。
MT4版とMT5版でバックテスト結果が異なる理由
すでに開発済みのMT4版と比較すると、今回のMT5版はバックテストの主要指標がやや低くなっています。
MT5では変動スプレッドを使用したバックテストになりますが、MT4版の変動スプレッドを使用したバックテストと比較しても数値的には下記のようにやや悪くなっています。
| 比較項目 | MT4版 | MT5版 |
|---|---|---|
| 検証期間 | 2015/1/1~2026/6/30 | 2015/1/1~2026/9/30 |
| 初期証拠金 | 10,000 USD | 10,000 USD |
| ロット数 | 固定0.1ロット | 固定0.1ロット |
| 純利益 | 39,361.39 USD | 36,502.53 USD |
| 最大ドローダウン(証拠金ベース・金額/割合) |
1008.30 (2.99%) | 1562.24(3.31%) |
| プロフィットファクター(PF) | 2.06 | 1.83 |
| リカバリーファクター(RF) | 31.36 | 23.37 |
| 総取引数 | 1,255回 | 1,633回 |
| モデリング・ヒストリー品質 | 99.90% | 約98% |
ただし、これには主に3つの理由があります。
① ヒストリカルデータの違い
MT4とMT5では、バックテストに使用するヒストリカルデータが異なります。
MT4版ではDukascopyのデータ、MT5版ではTiatanFXのデータを使用しています。
同じGold相場でも、価格データやスプレッドなどの条件が異なれば、エントリー・決済のタイミングや損益に差が生じます。
そのため、同じ売買コンセプトのEAであっても、バックテスト結果が完全に一致するわけではありません。
② MT5版に合わせたパラメータ調整
MT5版の開発にあたっては、MT5の取引・検証環境に合わせて、一部のパラメータを調整しています。
基本となる3つの売買ロジックや運用コンセプトはMT4版と共通ですが、設定値まで完全に同一というわけではありません。
こうした調整も、両者のバックテスト結果に違いが生じる理由の一つです。
③ バックテスト期間の違い
今回、バックテスト結果を比較するうえで特に注意したいのが、検証期間の違いです。
MT4版のバックテストは2026年6月30日までですが、MT5版は2026年9月30日まで検証しています。
つまり、MT5版には、比較的大きなドローダウンが発生した2026年7~9月の相場も含まれています。
実際、MT4版についても検証期間を2026年9月末まで延長すると、バックテストの主要指標はやや悪化します。
したがって、MT5版の数値がMT4版より低いからといって、MT5版の運用性能が劣っているとは判断できません。
両者は基本的に同じ売買コンセプトに基づいて開発しており、バックテストの違いについては、使用データや設定値、検証期間などの条件を踏まえて評価する必要があります。
MT5版のフォワード実績も計測開始
AurumTriEdge MT5版についても、フォワード計測を開始しています。
※2026年10月16日時点
バックテストが過去のデータによる検証であるのに対し、フォワード実績はEAの稼働開始後の成績を確認するための重要な材料です。
ただし、現時点では計測期間が短く、運用性能を判断するには十分なデータが蓄積されていません。
今後も継続して実績を公開し、バックテストと実際の運用成績にどのような違いが生じるかを確認していく予定です。
なお、現時点ではロジック1の取引が発生していないため、発生した時点で改めてフォワードのリンクも含めて最新のフォワード成績を公開する予定です。
MT5版はGogoJungleで販売予定
AurumTriEdgeは、MT4版とMT5版の両方を用意しています。
基本的な売買コンセプトや3つのロジック構成は共通しているため、利用する取引プラットフォームに合わせて選択していただけます。
MT5版は現在GogoJungleで審査中です。販売開始が決まり次第、改めてお知らせします。
AurumTriEdgeは、Gold相場における複数の優位性を組み合わせ、長期的な資産成長を目指すEAです。
直近のバックテストでは良好な成績を記録していますが、今後はフォワード実績を通じて、その運用性能を継続的に検証していきたいと思います。
※本記事のバックテスト結果は過去の検証結果であり、将来の利益を保証するものではありません。EAの運用には元本割れを含む損失リスクがあります。
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