前回に続いて無料EAのバックテストをやってみました。
今回はEA-BANKのEAです。
EA名称:NasebaNaru USDJPY
通貨ペア:USDJPY
時間足:M5
最大ポジション数:3
取引スタイル:デイトレード・スキャルピング
ロジック等(以下EA-BANKのEA紹介ページより転載):
EAの概要
本EAはドル円5分足専用のスキャル・デイトレEAで、押し目買い・戻し売り手法を使った
シンプルなEAです。また、疑似フォワードテストにより、最適化がカーブフィッティング
になってないことを確認しています。■ ロジック
4本の移動平均線、ボリバン、ストキャスを利用したシンプルな押し目買い・戻し売り手法■ 疑似フォワードテスト
過去12年のうち最初の10年でストラテジテスタにより最適化後、同じパラメータであとの2年を
ストラテジテスタにより性能確認し、PF、勝率、トレード回数があまり落ちてないことを
確認しました。
【バックテスト条件】
ヒストリカルデータ入手先:FXDD
バックテスト期間:2005年1月1日~2018年11月30日
ロット:0.1ロット固定
スプレッド:10(1pips)
パラメータ設定:ロットのみ変更
公開されている公式のバックテストの成績では11年間ですが、この約14年間のバックテストはそれと比較しても遜色ない素晴らしい成績ですね。
年単位でマイナスがありませんし、月間勝率も約76%と高いです。停滞期間も長過ぎず、比較的きれいな右肩上がりの損益曲線です。
PFは2.0、最大DD447ドルと高収益力で低ドローダウンですし、このレベルのEAが無料で使えるのは非常に有難いです。
ただ最大損失は80pips程度発生しており、最大3ポジですので、1トレードで240pips程度の最大損失は見ておいた方が良さそうです。
あと前回紹介したIchimoku_kun_USDJPY同様こちらもTPやSLが内部ロジックで処理されており、パラメータに表れていません。そのためパラメータ設定が少なく扱いやすい反面、EAは数値をいじってから使いたいという方には少し物足りないかもしれませんね。
しかし高性能である可能性が高いEAですし、私も使っていこうと思っています。
にしてもEA-BANKは公開フォワードでも好調なEAが多いですね。このNasebaNaru USDJPYも含め、公開EAのうち8割近くのEAが累計でプラスというレベルの高さです。
厳しい審査や成績に基づいた報酬システムなど、良質なEAが集まる仕組みがあるのはこの無料EAサイトの強みですね。
※NasebaNaru USDJPYはEA-BANKに会員登録することで無料で利用できます。