今回も期待できそうなEAを3本ピックアップしました。
このEAは19通貨ペアを対象としたサヤ取りEAです。
サヤ取りと言うのは、二つの商品の価格差(サヤ)が開いた時にそれぞれ売りと買いポジションを立て、サヤが狭まった時にそれぞれのポジションを決済することで利益を得る手法です。
↓紹介ページより
FXの場合だと通貨ペアになりますが、このEAの場合だと全てドルを含んだ通貨ペア(ドルストレート)を対象とし、ドルとペアの通貨同士で価格の乖離がある場合にエントリーするようです(例えばドル円の買い(円売り)とポンドルの買い(ポンド買い)でエントリー)。
株の売買なんかではよくある手法だと思いますが、FXのそれもEAではかなり珍しいのではないかと思います。
実際サヤ取りEAはこれまでも見たことはありますが、GogoJungleで販売されているEAでは他に知りません(※調べたら過去には販売されているようです)。
このEAの魅力は、他のEAにない手法というのもありますが、勝率が高く、バックテストやフォワードを見ても分かるように大きく利益が獲れるという点も挙げられます。
ただし、月に平均1回程度のエントリー(2通貨ペア)で、一度ポジションを保有したらサヤが閉じるか損切になるまではそのまま長期で持ち続けるようですので、せっかちな人には向かないEAではないかと思います。
なお19通貨ペアの中から売りと買いの乖離率の大きい通貨ペアを最大3セット(2通貨ペア×3)まで保有しますので、最大6ポジですね。
またロットは固定ではなく、パラメータの設定数値による自動計算で変動するようです。
エントリー数が少ないEAは不人気になりがちですが、このEAはかなりレアEAですので、フォワード次第で人気が出てくるかもしれませんね。
【2020】
【2019】
コペルニクス・ベーシックUSDJPY版の開発者令和のだぶるいーさんのドル円専用スキャルピングEAです。
2019年は微益ですが、今年に入ってからは3月、4月と100pips以上稼いでおり、ここまで月単位では全勝と好調です。
「同一の1つのロジックの条件下のもとで 順張りに適した局面には順張りで、 逆張りに適した局面には逆張りを行う という構成でEAを作り上げました」とありますが、トレンド認識のロジックは共通でエントリーロジックの部分で順張りと逆張りを状況に応じて使い分けるということでしょうか?
この方のEAでいつも凄いと思うのは、バックテストのドローダウンが小さく、リスクリターン率が大きい点です。
このEAも例外ではなく、20年以上のバックテスト期間、最大1ポジ(両建て2ポジ)で最大DDは350pipsほどしかなく、リスクリターン率も30倍近くになっています。
しかもスプレッドは15(1.5pips)とスタンダード口座レベルですが、きれいな右肩上がりの損益曲線になっています。
同じドル円スキャルのコペルニクス・ベーシックも今年好調ですが、こちらのEAも注目ですね。
【2020】
【2019】
⇒最新のフォワード成績はこちら
ドル円のスキャルピング、デイトレEAです。
5つのロジックを採用したナンピンタイプのEAで、最大9ポジとなっています。
フォワードのロットの取り方を見ると、0.01→0.02→0.04→0.06→0.08→0.1→0.12→0.14→0.16となっていて、マーチンほど急な増え方ではありませんがナンピン時にロットを増やしていくタイプのようです。
ただ最大SL(74pips)が設定されており、ある程度リスクは限定されているようで、長期(1999年からの)バックテストでも口座破綻はないとのことです。
ナンピン系のEAは資金が少ないと怖い部分もありますが、最近のナンピン系のEAだとロジックの部分がしっかりしていてリスクも限定的(損切あり)ということもあるためか、通常のEAに負けないくらい人気が出てきているように思います。
本EAの場合もナンピンとは言えしっかり損切するタイプですし、フォワードでもナンピン頼みではなくしっかりと毎月のように数百pipsを獲得し続けていますし、さらにはFOREX EXCHANGE主催の「EA1グランプリ」3位という実績もありますので、今後人気のナンピンEAになってくるかもしれませんね。