海外FXガイド

AXIORYは2007年に設立されたFXブローカーで、現在はベリーズの国際金融委員会（IFSC）の金融ライセンスを保有し、その規制に従ってサービスを提供しているます。

業界最狭水準のスプレッドと低い手数料、エクイニクス社のサーバーを採用したことによる安定した取引環境で日本でも人気のブローカーとなっています。

プラットフォームにはMT4に加え、豊富な機能を有しヨーロッパで高い評価を得ているcTraderを採用し、ECNで取引をする中上級以上の裁量トレーダーのニーズにも対応できるようになっているほか、MT5もリリースされました。

こうした取引環境の良さに加えAXIORYのもう一つの特徴が透明性です。公式サイトで約定スピードとスリッページの統計を毎月公開しているほか、会社破綻時の顧客資産の返金スキームも説明されています。さらには世界トップレベルの会計事務所であるPWCによる年2回の監査レポートを公開するなど、取引環境や企業情報を積極的に開示しています。

加えてこれまではスプレッドの狭さと約定力に注目が集まるブローカーでしたが、近年では取引量に応じて現金化可能なボーナスキャンペーンを行うなど他のブローカーにない企画も行っており、注目を集めています。

情報量の多い日本語の公式サイト、無料で提供されるfxSimulator、オートチャーティストなどの高機能ツールやインジケーター、使い易い管理画面（Myaxiory）、国内銀行送金に対応した入出金など、海外ブローカーの中でもとりわけユーザビリティの高いブローカーでもあります。

XMは2009年にキプロスで設立されたブローカーで、現在はセイシェル金融庁（FSA）の規制の下でサービスを提供しています。

日本に進出している海外のFXブローカーの中でも最も人気のあるブローカーですが、その理由としては、約定力に定評があり、滑ることがほとんどない取引環境下で安心してトレードができること、最大1000倍というハイレバレッジ（スタンダード口座・マイクロ口座）、1ロットが1000通貨というマイクロ口座が利用できることなど、他のブローカーにない条件を備えていることが挙げられます。

また最大$5000の入金ボーナスに加え、取引ごとに独自のポイントが付与されてボーナスに利用できるロイヤルティプログラムなど、ボーナス制度が充実している点も特徴です。

プラットフォームにはMT4に加え、裁量トレードに威力を発揮するMT5も採用しています。

日本語サポートはチャットとメールで週5日24時間対応しており、レスポンスもスムーズです。

TitanFXは2014年に日本から撤退したオーストラリアのブローカーであるPepperStoneから分離独立する形で設立された人気の高い海外FXブローカーです。

当初はニュージーランドの金融ライセンスを保有していましたが、現在はバヌアツ金融サービス委員会発行（VFSC）のライセンスを得て、その規制に従ってサービスを提供しています。

Zero Pointと呼ばれる最新のシステムを導入するとともに、アジア、北米、シンガポールの複数のデータセンターとニューヨークのEquinix NY4の複数のハブ・サーバーを設置し、約定スピードの高速化と低レイテンシ、リクイディティ、為替レートの最適化を実現しています。

TitanFXの特徴としては上記システム及びサーバーによる約定力とスプレッドの狭さが挙げられます。特にECN口座のスプレッドの狭さには定評があり、AXIORYと比較しても遜色ないレベルです。

プラットフォームにはMT4に加えMT5も採用しているほか、ソーシャルトレードのZuletradeも利用可能です。

入出金には国内銀行送金とbitwalletが両方利用でき、手数料も無料となっています。

平日24時間対応の日本語サポート（チャット）が利用できるなど、サポート体制もしっかりしています。

ボーナス制度や派手なキャンペーンはありませんが、その分スプレッドや取引環境、入出金方法、サポート体制が充実しており、総合力の高いブローカーとなっています。

BigBossは2013年に設立されたFXブローカーで、現在はセントビンセント及びグレナディーン諸島のインターナショナル・ ビジネス・コーポレーション（IBC)のライセンスを保有し、その規制に従ってサービスを提供しています。

スプレッドは標準的、ECN口座（プロスプレッド口座）の手数料も若干高めですが、エクイニクス社のサーバーを採用し、安定した取引環境を提供しています。

このブローカーの特徴としては、最大1111倍というハイレバレッジとボーナスキャンペーン等のイベントの多さです。

レバレッジ999倍が適用されるのは口座残高（※ボーナス含まず）200万円（2万ドル）未満で、200万円（2万ドル）以上の金額だと残高に応じてレバレッジが変動しますが、スタンダード口座だけでなくスプレッドの狭いプロスプレッド口座にも適用されます。

キャンペーンについては、例えば2018年はTRADERS-proと提携しトレードコンテストを開催したり、入金ボーナスと取引ボーナスのWボーナスキャンペーンを年に数回行っています。

また、取引に応じて獲得でき、クレジットボーナスに交換可能なBigBossポイント（BBP）制度もスタートしています。

珍しいのが仮想通貨の現物取引専用の口座（FOCREX口座）を設けている点。

残念ながら仮想通貨取引はMT4には対応しておらず、追証ありの現物取引のみという条件となっていますが、FXブローカーでも24時間365日仮想通貨をトレードできるというのは貴重かもしれません。

Tradeviewは2004年に設立され、ケイマン諸島金融庁（ Cayman Islands Monetary Authority（CIMA）の規制に従ってサービスを提供しているブローカーです。

その一番の特徴は、海外FXブローカーの中でもトップレベルにあるスプレッドの狭さです。

ECN口座（ILC口座）の手数料も往復5ドルしかなく、最安水準ですので、実質スプレッドにおいても他の追随を許さないまさに最狭スプレッドのブローカーと言えます。

しかもプラットフォームにはMT4に加えMT5や海外のECNトレーダーに評価の高いcTrader等が利用でき、取扱商品も通常のFXに加え米国株（CFD）や仮想通貨（FX）など、様々な商品がFXと同じプラットフォーム上で取引可能です。

このようにTradeviewは最高の取引環境を有し、多様なプラットフォームと豊富な取扱商品が提供されていることもあり、特に玄人好みのブローカーだと言えます。

ただ残念なことに日本でのプロモーションがそれほど活発ではないためか、公式サイトが日本人ユーザー向けに整備されておらず、取引条件や入出金方法、企業情報等の説明が少なく、少々分かりづらいです。

また最狭スプレッドを提供するECN口座（ILC口座）も、1000ドル以上、0.1ロット以上からでしか利用できず、ロスカット水準となる証拠金維持率100％と、他のブローカーのECN口座と比べると初心者や資金力のないユーザーにはハードルが高くなっています。

トレード環境が抜群なだけに、今後はより多くのユーザーが利用し易い環境になるよう改善を期待したいところです。

TradersTrust（TTCM Traders Trust Capital Markets Limited／Traders Capital Limited）は2009年12月にキプロスを本拠地に設立された会社です。

複数国でのライセンスを取得していますが、日本ではバミューダ共和国での法人登記（法人登記番号No.54135）の下での法人規約に基づいてTTCM Traders Capital Limited がサービスを提供する形になっています。

年度ごと、四半期ごとに大手会計事務所（PWC並びにデロイトトーマツ）から監査を受け、監査証明のコピーを発行（※コピー発行はトレーダーズ・トラストCY（キプロス）でのみ可）するなど、透明性を重視する企業です。

肝心のサービスについてもスプレッドや約定力に関してこれまでも定評があったブローカーの一つですが、2021年4月に主要口座の最大レバレッジを3000倍にまで引き上げたことで、レバレッジのスペックについても大注目のブローカーとなっています。

しかもこのレバレッジ3000倍は、他の業者のように口座の証拠金に応じて変動するのではなく、ロットの大きさによって固定される「ダイナミックレバレッジ」を採用しているため、証拠金の額を気にすることなく、ロットサイズ（1ロット以下）さえ管理できれば常にこの最大レバレッジを適用した取引が可能です。

スプレッドも他の業者のECN口座の並みのスプレッドを提供していますが（プロ口座）、手数料が安いため、実質スプレッドではトップレベルです。

また現在開催中の創立11周年を記念したトレードコンテストなど、ボーナス制度や各種キャンペーンも充実しているのも特徴です。

最大レバレッジを引き上げる海外ブローカーが出てきていますが、その中でも総合力が高く、特に注目のブローカーです。