今回ご紹介するのはポンド円専用の正統派王道ロジック損小利大EA、ジェームズ・ポンド(BB break M15 for GJ)です。
販売ページにロジックの記載があるので引用します。
このジェームズ・ポンド(BB break M15 for GJ)は、収縮後のボリンジャーバンド(BB)をブレイクしたタイミングでエントリーするトレンドフォロー型EAです。 "BB break M15"をベースに、値動きが激しくトレンドフォロー向くポンド円に特化しカスタマイズしたポンド円専用EAになります。
ということでブレイクアウトのタイプとしてはレジサポやトレンドラインではなく、ボリバンのスクイーズからのエクスパンションを捉えてエントリーするタイプのようです。
そして前作のBB break M15というEAではポンド円以外にドル円、ユーロ円にも対応していたようですが、今回のバージョンはポンド円に特化され最適化されているようです。
ただこの手のロジックで気になるのは騙し。
しかも15分足という短期足のEAなので、その辺大丈夫なのかなと思ってたらちゃんと騙しの対策もなされているようです。
■エントリー条件 期間を180に設定したBBのブレイクでエントリー ただし、以下のような場合はエントリーしない
・移動平均(EMA)を利用してトレンドの方向を確認し、逆方向に明らかなトレンド発生している
・ロウソク足に勢いがない
EMAでブレイクアウト方向と逆のトレンドが発生している場合、ろうそく足に勢いがない場合はエントリーしないということで、エントリー時にダブルのチェック体制になってます。
さらに細かいクローズの条件も複数用意されています。
■クローズタイミング エントリーに設定した指値、逆指値(バックテストで最適値を調整)での決済をベースとし、 以下のような条件を満たした場合にも、勢いがなくなったと判断して、ポジションをクローズ
・短期間で一気に上昇(下降)
・最近の最高値(最安値)を一旦超えたが、すぐに最高値(最安値)以下に戻された
・エントリー後、一定時間経過した(だいたい1日)
・一定以上の含み益を得た後、下落した
・急激な上下ヒゲ発生
こういう細かいクローズ条件があることで、エントリーと逆方向にいく兆候を捉えて早めに決済できるので余計な損失も防げそうです。
このEAのロジックを見てて思い出したのが昨年3通貨ペアで5000pips近くを獲得したボイジャーX JPY。
ボイジャーXの場合も採用している二つのロジックのうちの一つがボリバンの2σ抜けで抜けた方向に順張りエントリーということでボリバンエクスパンションを利用したブレイクアウト・トレンドフォローロジックでした。
ブレイクアウトロジックのEAはこれまで何度も紹介してきましたが、水平ラインや高値安値をブレイクしてエントリーするタイプのEAはMB-TradingSystemのように比較的長期で利益を上げ続けているEAもありますが、けっこう苦戦している印象があります。
しかしボリバンブレイクアウトやトレンドラインのブレイクアウトロジックの場合は直近で好調を持続しているEAが多いようで、このジェームズ・ポンド(BB break M15 for GJ)EAも好調です。
しかもバックテストもRFが高く好不調の波がすくなそうな資産曲線になってますので、長期的にも期待が持てそうです。
なおボリバンエクスパンションを利用した同じ開発者のEAとして1時間足、4時間足のバージョンもあるようですが、1時間足のBB Expand+ H1の方も比較的好調のようです。