先日ご紹介したTARDERS-proの無料EA、ナビゲーターのバックテスト検証です。
バックテスト条件
ヒストリカルデータ入手先:Alpari
バックテスト期間:1999年年1月1日~2018年12月31日
ロット:0.1ロット固定
時間足:M5
スプレッド:10(1pips)
パラメータ設定:変更なし
ナビゲーターUSDJPY
1999年~2001年はマイナスですが、その後は毎年プラスです。
全体としては決して悪くない数字ですね。
悪い期間をどう評価するかというところですが、直近15年程度はドローダウンも非常に小さく素晴らしい成績ですので、十分即戦力として使えそうなEAだと思います。
ただEURUSD版と合わせて使った方が、さらに安定した運用になるのではないかと思いますね。
ナビゲーターEURUSD
こちらのEURUSD版の方がドローダウンも小さく利益やPFも上ですし、優秀ですね。
1999年~2002年までも利益は大きくないですが一応プラスですし、20年間毎年プラスを達成できています。
リスクリターン率も25と大きいですし、バランスの取れた良いEAではないでしょうか。
ただ直近の成績はドル円版の方が良いですので、やはり両方動かした方が安定するかもしれませんね。
ナビゲーターUSDJPY+EURSUD
エクイティチャートを見ると、片方が下がっているときに片方が上昇していたり、交わっていたりしていますので、互いの好調と不調を補い合っているのが分かると思います。
相関も0.04ということでかなり低いです。
とりわけ2008年以降はほぼ毎年素晴らしい成績になっていますし、ポートフォリオの効果が表れているようです。
0.1ロットだと最大ドローダウンが918ドルまで膨らみますので、このロットで動かすならリスク許容度にもよりますが最低でも20万円ぐらいは口座にあった方がいいかもしれません。
まとめ
ということで無料EAとは言ってもこのEAはなかなかレベルの高いEAだと思います。
1999年からの数年は特にドル円版に若干停滞ないしマイナスも見られますが、その後の15年以上は大きなドローダウンもなく比較的きれいな右肩上がりになっていますし、かなり期待できそうです。
フォワードが公開されてないようなのでリアル口座での本当の実力は分かりませんが、始値動作ということですし、バックテストとの乖離も小さいのではないかと思います。
なお上記バックテストはスプレッド1pipsで実施していますので、ECN口座などの狭いスプレッドで稼働することで、さらに成績は改善できるかもしれません。
ちなみに私は2月中旬からドル円版とユーロドル版ともに稼働をスタートさせていますが、今のところ若干のマイナススタートとなっています。
※ナビゲーター USDJPY/EURUSDを利用するにはTRADERS-proで会員登録し、専用の海外FX口座を開設する必要があります。