「プロップファーム」とは?
最近ネットやSNSなどのFX界隈でよく聞くようになった言葉の一つとして「プロップファーム」が挙げられます。
プロップファームとは、自社の資金を使って金融市場で取引を行い、利益を追求する企業のことです。
外部資金を運用せず自社の資金のみを使うという点でヘッジファンドとは異なり、顧客の取引の仲介ではなく取引そのものを自己資金で行うという点でFX業者(ブローカー)や証券会社とも異なります。
「プロップトレーダー」とその魅力
プロップファームでは、自社で雇用したトレーダーや委託した外部のトレーダーに資金を提供し、運用益の一部をトレーダーに分配するという仕組みを取っており、こうした資金提供を受けてトレードを行うトレーダーは「プロップトレーダー」と呼ばれています。
プロップトレーダーになるには一定の評価基準をクリアーする必要がありますが、採用されるとトレーダーは自己の資金をリスクにさらすことなく大きな資金を運用することができ、その資金を使って利益を上げることで、報酬の一定割合を受け取ることができるようになります。
この受け取れる報酬は、提供される資金が増えて大きく利益を出せるようになればなるほど、より大きな金額を稼ぐことも可能となってきます。
勿論、そうしたトレーダーになるには、トレードのスキルが必要となってきます。
それでも資金不足のトレーダーでもトレードのスキルさえあれば自己負担なしで大きな利益を獲得できる可能性があり、大きな資金を運用してみたいトレーダーや、「プロ」を目指すトレーダーにとっては非常に魅力的なシステムだと言えるでしょう。
人気のプロップファーム「Fintokei」でプロトレーダーになるには?
そんなプロップファームのうち、日本で今最も知名度を高めている企業の一つがチェコに本社を置くFintokeiです。
Fintokeiは2020年4月に設立され、2023年より日本でサービス展開をスタートさせた新しい企業です。
このFintokeiがユニークなのが、トレーダーに提供する資金は全て仮想資金(デモ口座)であるという点で、独自のトレーディングデスクもないため、厳密には上記で紹介したような従来の意味での「プロップファーム」ではありません。
しかしFintokeiの公式サイトでは自社について「取引の教育や評価を提供しており、優れた才能を持つトレーダーを探す「現代のプロップファーム」」と紹介しています。
要は、優れた技術や実績がありながら、大口のトレーダーのような資金を運用できないトレーダーのために、「プロトレーダー」を目指すトレーダーにチャンスを提供することに重点を置いた特殊な「プロップファーム」だと言えます。
勿論Fintokkeiも企業ですので、無料でそうしたチャンスを提供するわけではなく、「プロトレーダー」を目指すための各種プランを有料で提供しています。
このプランには、現在「入門プラン」(初心者向け)、「速攻プラン」(上級者向け)、「チャレンジプラン」(挑戦者向け)の3つのプランが用意されており、プランによって「プロトレーダー」の認定を受けるための条件が異なっています。
また各プランには、それぞれ支払う「プラン価格」によって更に細かくコースが分かれており、初期資金やプロトレーダー昇格後の取引資金の増額幅(スケーリング)、報酬割合等が違ってきます。
「プロトレーダー」の報酬はどのくらい?
上述のようにFintokeiで提供される資金は全てデモ口座での仮想資金となります。
したがって仮に「プロトレーダー」がデモ口座で利益を上げたとしても、トレードによる収益自体はFintokei側にもトレーダー側にも残らないはずですが、実際にはデモ口座で利益を挙げたトレーダーに対し「データ提供料」として報酬が支払われます。
「プロトレーダー」昇格後の報酬の割合ですが、入門プランが50%~100%、速攻プランが50%~90%、チャレンジプランが80%~95%と、各プラントもかなり高い割合となっています。
なおこの報酬割合は入門プランは取引資金に関わらず50%~100%となっていますが、速攻プランの50%からスタートしてスケーリングで取引資金が増加するごとに増えて最大で90%、またチャレンジプランも同じく80%からスタートしてスケーリングで最大95%の報酬割合となっています。
また、報酬額の支払いについては、いずれのプランでも隔週(14日間ごと)で受け取れるようになっています。
では実際に支払われている報酬額はどの程度か?
SNSではFintokeiで「プロトレーダー」の認定を受けた人の報酬支払の報告が複数投稿されています。
報酬の受取額は様々ですが、中にはこんな高額報酬の受取事例も。
Fintokeiユーザーには朗報では。
自分への備忘も兼ねます。フィントケイ(@FintokeiJP)から先週出金申請をした報酬が振り込まれました(2,500万×0.8)😘
先週木曜日に出金申請をし、1往復くらいメールでのやり取りがあったけど、その日の夜には手続きが完了しました。… pic.twitter.com/650l5fScR5
— 下ひげ海賊団@資産運用全般& FXプロトレーダー (@shitahige_fx) August 14, 2024
1回当たりの受取額ということと、Fintokei自体日本に進出したのが2023年と日が浅いというのもあってか、さすがにこれほどの金額を受け取ったといった報告は少ないと思いますが、数万円~数十万円程度であれば多数の受取の報告が挙がっています。
こうした報酬の受取が毎月、毎年となってくると、スケーリングで運用資金も増えてくると思いますので、かなりの金額を稼ぐプロトレーダーが出てきてもおかしくないはずです。
SNSの投稿の他にも、公式サイトではプロトレーダーに認定された人のインタビュー記事や動画が掲載されており、プロトレーダーを目指す人にとって参考になるかと思われます。
プロトレーダーがどれくらいの報酬を稼いでいるのか気になる方は、是非XなどのSNSや公式サイトをチェックしてみてください。
各プランごとの「プロトレーダー」認定条件は?
ではFintokei認定プロトレーダーになるには、どのようなプロセスが必要となるのか?
それにはいずれの有料プランにおいても、仮想資金を使ったトレードで一定の評価基準をクリアすることが求められます。
ちなみに入門プランとチャレンジプランについては、この評価をクリアできれば、初回報酬受取時の契約金として、プラン価格と同等額を初回支払い時に受け取ることができます。
つまり、有料プランを購入し一度で条件をクリアーできれば、実質コストゼロでプロトレーダーになれるというわけですね。
それでは、以下各有料プランの詳細について見てみたいと思います。
入門プランの場合
まず入門プランの場合で言うと、ステップ1(2%)→ステップ2(3%)→ステップ3(6%)という3つの利益目標から成る評価ステップをクリアする必要があります。
しかも単にこの各ステップの利益目標をクリアーするというだけでは駄目で、1日の最大損失率(-3%)と全体の損失率(-6%)、取引日数(最低3日・最大180日)を守りつつこれらの条件をクリアすることが条件となります。
このプランは、取引の初期資金に対応してビギナーからマスターまでの4つのコースに分かれており、価格は最低10000円~となっています。
取引の初期資金 | ビギナー 100万円 |
ベーシック 500万円 |
アドバンス 1,000万円 |
マスター 2,000万円 |
---|---|---|---|---|
オンライン学習コンテンツ | ○ | ○ | ○ | ○ |
プロトレーダー認定証 | ○ | ○ | ○ | ○ |
支払い証明書 | ○ | ○ | ○ | ○ |
利益目標(ステップ1) | 2% | 2% | 2% | 2% |
利益目標(ステップ2) | 3% | 3% | 3% | 3% |
利益目標(ステップ3) | 6% | 6% | 6% | 6% |
最低取引日数(ステップ1,2,3) | 3日間 | 3日間 | 3日間 | 3日間 |
最大取引日数(ステップ1,2,3) | 180日間 | 180日間 | 180日間 | 180日間 |
1日の最大利益(ステップ1,2,3) | 利益目標の40%まで | 利益目標の40%まで | 利益目標の40%まで | 利益目標の40%まで |
1日の最大利益 (プロトレーダー口座) |
初期残高の1%まで | 初期残高の1%まで | 初期残高の1%まで | 初期残高の1%まで |
1日の最大損失率* (毎日サーバー時間0時に取得 される有効証拠金額から計算) |
-3% | -3% | -3% | -3% |
全体の損失率* (初期残高から計算) |
-6% | -6% | -6% | -6% |
データ提供料の報酬 | 50 – 100% | 50 – 100% | 50 – 100% | 50 – 100% |
支払い間隔 | 隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
スケーリングによる最大取引資金 (詳細は下部) |
1,000万円 報酬50 – 100% |
5,000万円 報酬50 – 100% |
1億円 報酬50 – 100% |
2億円 報酬50 – 100% |
プラン価格 (買切り型、追加費用なし) |
1万円 | 2万9,800円 | 4万9,800円 | 8万4,800円 |
速攻プランの場合
次に速攻プランの場合は、こういった段階ごとの評価プロセスはなく、初回支払いの利益目標+10%に達した段階で、報酬を受け取ることができます(最短2週間)。
また、このプランでは1日当たりの損失条件と取引日数の条件がなく(※30日間で1回の取引が必要)、全体の損失率-10%という条件が課されるだけとなっています。
このプランは、取引の初期資金に対応してブロンズからダイヤモンドまでの5つのコースに分かれており、価格は最低15800円~となっています。
取引の初期資金 | ブロンズ 20万円 |
シルバー 50万円 |
ゴールド 100万円 |
プラチナ 200万円 |
ダイヤモンド 500万円 |
---|---|---|---|---|---|
オンライン学習コンテンツ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
支払い証明書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
最低取引日数 | なし | なし | なし | なし | なし |
最大取引日数 | 無期限* | 無期限* | 無期限* | 無期限* | 無期限* |
1日の最大損失率 | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
全体の損失率 (サーバー時間0時の有効証 拠金最高値を基準に計算) |
-10% | -10% | -10% | -10% | -10% |
データ提供料の報酬 | 50% | 50% | 50% | 50% | 50% |
初回支払いの利益目標 | +10% | +10% | +10% | +10% | +10% |
2回目以降の支払い間隔 | 隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
スケーリングによる最大取引資金
(詳細は下部) |
200万円 報酬90% |
500万円 報酬90% |
1,000万円 報酬90% |
2,000万円 報酬90% |
5,000万円 報酬90% |
プラン価格 (買切り型、追加費用なし) |
1万5,800円 | 2万9,800円 | 5万8,800円 | 11万8,800円 | 29万8,800円 |
チャレンジプランの場合
最後にチャレンジプランの場合は、ステップ1(8%)→ステップ2(6%)という2段階の評価プロセスをクリアする必要があります。
1日の最大損失率は‐5%、全体の損失率は‐10%となっていますが、取引日数については最低取引日数の3日間があるのみです(※30日間で1回の取引が必要)。
このプランは、取引の初期資金に対応してクリスタルからエメラルドまでの6つのコースに分かれており、価格は最低21800円~となっています。
取引の初期資金 | クリスタル 200万円 |
パール 500万円 |
ルビー 1,000万円 |
サファイヤ 2,000万円 |
トパーズ 3,500万円 |
エメラルド 5,000万円 |
---|---|---|---|---|---|---|
オンライン学習コンテンツ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
プロトレーダー認定証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
支払い証明書 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
利益目標(ステップ1) | 8% | 8% | 8% | 8% | 8% | 8% |
利益目標(ステップ2) | 6% | 6% | 6% | 6% | 6% | 6% |
利益目標(プロトレーダー) | – | – | – | – | – | – |
最低取引日数 (ステップ1、ステップ2) |
3日間 | 3日間 | 3日間 | 3日間 | 3日間 | 3日間 |
最大取引日数 (ステップ1、ステップ2) |
無期限* | 無期限* | 無期限* | 無期限* | 無期限* | 無期限* |
1日の最大損失率 (毎日サーバー時間0時に 取得される有効証拠金額から計算) |
-5% | -5% | -5% | -5% | -5% | -5% |
全体の損失率 (初期残高から計算) |
-10% | -10% | -10% | -10% | -10% | -10% |
データ提供料の報酬 | 80% | 80% | 80% | 80% | 80% | 80% |
支払い間隔 | 隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
隔週 (14日間ごと) |
スケーリングによる最大取引資金 | 2,000万円 報酬95% |
5,000万円 報酬95% |
1億円 報酬95% |
2億円 報酬95% |
3億5,000万円 報酬95% |
5億円 報酬95% |
プラン価格 (買切り型、追加費用なし) |
2万1,800円 | 3万9,800円 | 6万9,800円 | 10万8,800円 | 19万9,800円 | 29万8,800円 |
※上記の各プランの内容は2025年6月現在での情報となります。スケーリングの最大取引資金の詳細、および各プランごとの評価条件および価格につきましては、公式サイトの最新情報をご確認ください。
無料トライアルで取引環境のお試し体験が可能!
プロトレーダーで報酬を得られるようになれたら凄いんだけど、条件が厳しそう・・・そう思われた方は、いきなり有料プランを購入する前に無料トライアルを試してみてはいかがでしょうか?
無料トライアルはトレーダーに有料プランと同じ取引環境を体験してもらうために用意されているもので、有料プランの内容を14日間無料のお試しで体験することができます。
現在提供されている無料トライアルは以下のとおりです。
チャレンジプラン サファイアプラン(初期資金2,000万円)
入門プラン アドバンスプラン(初期資金1,000万円)
速攻プロプラン プラチナプラン(初期資金200万円)
ただし、無料トライアルはあくまでFintokei側がトレーダーに有料プランと同じ取引環境を体験してもらうために用意しているものですので、無料トライアルをクリアしてもステップを昇格したり報酬を獲得することはできません。
※ステップをクリアした時点で口座は自動的に無効となります。
上位入賞で有料プランの賞品も!トレードコンテストも開催!
Fintokeiではトレードコンテストもほぼ毎月開催されています。
このコンテストはデモ口座を使用し、有料プランと似たような損失条件でトレードを行う形になっています。
例えば5月に行われたトレードコンテスト「空高く上がれ!鯉のぼりトレードカップ」の例だと、一日の損失率「-5%」、全体の損失率「-10%」と定められており、これらを超える損失率となった場合は失格となります。
このような厳しい条件でのコンテストですが、上位に入賞した場合は、賞品に特定プランやプランの割引クーポンが用意されていますので、コストゼロでプロトレーダーを目指すチャンスだとも言えます。
10%割引クーポンあり!
Fintokeiが提供する有料プランの価格は最低1万円(入門プラン)からとなっています。
ただし、取引の初期資金を増やしたい場合はそれなりの価格となってきます。
そこで少しでも安い価格でプランを購入したいという方のために、10%の割引クーポンが用意されています。
クーポンコードは各プランを購入する際にコードを入力する欄がありますので、そちらへ入力していただくことでご利用いただけます。
プランを購入する場合は是非、こちらのクーポンを使ってみてください!
クーポンコード:FINTO10KEI
まとめ
以上人気を高めつつあるプロップファームのFintokeiについて見てきました。
その最大の魅力は、やはり自己資金が少ないトレーダーでも、トレードの技術次第で大きな(仮想)取引資金を運用できるFintokei認定の「プロトレーダー」を目指せるということ、そして認定プロトレーダーになればノーリスクで高額の報酬を得るトレードの機会が得られるという点だと思います。
また有料プランさえ購入すれば何度でもチャレンジできますし、仮にプロトレーダーにすぐになれなくても、チャレンジしているうちに利益目標や損失率などの条件を意識してトレードすることで、トレード技術を高めていくことができます。
ここでは紹介できませんでしたが、有料プランを購入することで様々な学習コンテンツ(動画等)も用意されていますので、そうしたコンテンツを通じてトレードの知識を深めていくこともできます。
認定プロトレーダーに少しでも興味がある方は、まずは無料トライアルやコンテストへの参加からスタートすることもできますので、是非公式サイトの方をチェックしてみてください。