当ブログのEA評価ランキング最新版で第1位、管理人のリアル口座で2018年4月の運用開始以来1500pips以上を獲得している実力派EAのPips_miner_EAですが、そう言えばまだバックテスト検証で取り上げていなかったということで、今回はこのEAのバックテスト検証をやってみました。
【バックテスト条件】
ヒストリカルデータ入手先:Alpari
バックテスト期間:1999年年1月1日~2019年7月31日
通過ペア:GBPUSD
時間足:M15
ロット:0.1ロット固定
スプレッド:10(1pips)
パラメータ設定:変更なし
いつものようにQuantAnalyzerでMT4のバックテスト結果を読み込んでみました。
20年間0.1ロットで総利益が2万ドル超え、PF1.54、勝率86.4%、エクイティチャートも若干の停滞期はあるものの一貫して安定の右肩上がりで、直近数年間も比較的低ドローダウンで勢いのある右肩上がりが継続しています。
最大ドローダウンがやや大きめでリスクリターン率も思ったほど大きくはないですが、総じてさすがというしかない成績ですね。
まず目につくのはやはりこのEAの売りである取引数の多さ。
日本時間の朝5時~10時にしかエントリーしないにもかかわらず、取引数は247ヶ月で1万トレード超えで、1ヶ月平均で約41トレードとなっています。
同時刻に3ポジとることが多いにしても、十分過ぎる取引数ですね。
もう一つ凄いのがSQN(=System Quarity Number)スコア。
この値については私も不勉強で最近までよく知らなかったのですが、トレーダー教育で有名なバン・K・タープという方が考案したトレードシステムの評価方法で、最近はこの数値の高さを売りにするEAの開発者の方もいらっしゃいますね。
2.01以上3以下で「良いシステム」、3.01以上5以下で「素晴らしいシステム」、5.01以上7以下で「最高の(Superb)システム」、7.01以上で「聖杯(=Holy Grail)システム」という評価になるようですが、このPips_miner_EAの場合は御覧のように16.94ということで余裕で「聖杯」評価の数値を超えています。
これまで色々なEAのバックテストをやっているわけですが、実は複数のEAを組み合わせた場合は割と容易にこの7.01という「聖杯」の数値以上の数値が出たりします。
しかし単品のEA(しかも単一のロジック?)でこの7.01以上をクリアできているEAは少ないんですよね。
そういうわけで、このEAの能力の高さはやはり相当なものがあるのではないかと思うわけです。
ただしそんな「聖杯」EAでも最大240pipsの損失(=最大SL80pips×3)が数回続く深めのドローダウンも可能性としてはありますので、それに耐えられる資金とロットで運用を行う必要がありますね。
ともかくそこさえ注意すれば今後も時々ドローダウンを起こしつつも、順調に右肩上がりで稼ぎ続けてくれるのではないかと期待したくなるEAですね。
というわけで、今回はあらためてPips_miner_EAの能力の高さが裏付けられた結果になりました。
長期で稼ぎ続けてくれる朝スキャEAが欲しいという方、ねこ博士さんのEAに興味があるけどどのEAを買ったら良いのか分からないという方は、是非このPips_miner_EAを検討してみてはいかがでしょうか。