今回はNanpinia_EURUSD_M5_V1(EA-BANK)のバックテストをやってみました。
最近使っているEAの中で一番期待感のあるEAで、GogoJungleの「売れ筋ランキング」で現在2位となっているEAです。
ナンピン・マーチンなのにリスクが限定的で、公開されているバックテストのリスクリターン率も30倍を超えているという、これまでのナンピン・マーチンの常識を覆すようなEAですが、ここでの結果は果たしてどうでしょうか。
【バックテスト条件】
ヒストリカルデータ入手先:Alpari
バックテスト期間:1999年1月1日~2020年8月31日
通過ペア:USDJPY
時間足:M5
ロット:0.04
スプレッド:10(1.0pips)
パラメータ設定:変更なし
公開されているバックテスト(SP15)よりも少し緩くSP10(1pips)で実施しているということもありますが、かなり優秀な成績です。
ほぼ21年間毎年プラスなんですが、今年になってからも月単位で負けがなく、1月を除いて全てプラスという好調ぶりです。
GogoJungleのデモフォワードでは2月に500pips近く獲得し、スタートロットが0.1ロット設定で金額では同月だけで12万円以上稼いでいます。
このEAを見てまず気づくのはトレード数が多いという点。
21年8ヶ月の間でのトレード数は1万6千回を超えています。
ナンピン2~3回までのトレードでワンセットとなることが多いので、トレード数が多くなるのは必然ではあるんですが、もう一つの理由はほぼ24時間トレードしているからというのもその理由でしょう。
下のグラフを見るとほぼどの時間帯にもトレードして利益を上げています。
しかしなんと言ってもナンピンマーチンでありながらこのドローダウンの低さと、リスクリターン率の高さは素晴らしいです。
これEA-BANK版なのでデフォルト設定のスタートロット0.04ロットというのは最大DD10万円以内の設定ということなんですが、QuantAnalyzer上で最大DDは892ドル、含み損ありのMT4のバックテストでも最大DD959ドルということで、21年の間ロット最大時で0.28ロット(=0.04+0.08+0.16)を抱えつつもこの程度のドローダウンに抑えながら、300万円以上を稼いでいるということになります。
※<追記>3ポジ目×3ポジで保有することがあるとのことですので、この場合は最大0.48ロット(=0.16×3)になります。
20万円もあればこの0.04ロットスタート(最大0.28ロット保有)で十分回せそうですが、直近5年で平均年間で約724ドル程度稼いでますので、月に平均60ドル≒6000円程度、つまり単利でも月利3%、年利36%程度は見込めそうです。
100万円あれば5倍の0.2ロットスタート(最大1.4ロット保有)で回せたとして、月平均30000円、年間36万円稼げることになりますので、3年間で約100万円、収益率100%を達成できる計算です。
ただ2019年はマイナスになっていますし、相場の状況に左右されるのは他のEAと同じですので、あくまでこれは計算上の話です。
しかしながらナンピンマーチン系のEAは怖くてほとんど手が出せなかった私でも、2回しかナンピン(最大片側3ポジ)しないリスクの低いこのEAの場合は比較的低資金で運用できています(勿論小ロットですが・・)。
低リスクな上に負けにくくしっかりと稼げるというマーチン系EAの利点も持っている、そこがこのEAの最大の魅力でしょうね。
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