Let's Realとは?
既にお気づきの方も多いと思いますが、当ブログのサイドバーにGogoJungleのEAランキングのバナーに加えてLet's Realのバナーリンクを貼らせていただきました。
以前からこのサイトの存在は知っていたのですが、恥ずかしながら最近ある読者の方から指摘をいただくまでちゃんとチェックしていませんでした。
ということで既に利用されている方も多いかと思いますが、今回はこのLet's Realについて書いてみたいと思います。
まずこのLet's Realとは何なのかというと、EAを中心とするFX関連商品を販売するサービスで、GogoJungleのような販売サイトになります。
サイト内の情報によると昨年1月に運営会社の株式会社レッツリアルが設立され、7月に専用の販売サイトが公開されたようです。
これまで取扱商品はMT4専用のEAばかりだったようですが、今年2月からはMT5専用のEA、MT4専用のインジケーターの出品も可能となり、今後はさらに利用者も増え勢いを増してくるのではないかと思えるサイトです。
そしてこのサービスを立ち上げてサイトを運営されているのが、あの一本勝ちの開発者であるCYさん。
https://twitter.com/winwin201six/status/1155369874928988161?s=20
運営者がEAの開発者ということで、後述のように利用する側のEAトレーダーの方だけでなく開発者側にとっても利用しやすくなるようなよく考えられた仕組みが多く取り入れられています。
ちなみにTwitterではセールや新商品の情報もいち早くキャッチできますので、CYさんのアカウントをフォローしておくといいかもですね。
デモ口座ではなくリアル口座でフォワードを公開!
まずこのサービスが優れているのは、何といってもリアル口座のフォワードを公開している点。
これまでEAのリアルフォワードは出品者側や他のEA運用者が実際にEAをリアル口座で運用し、さらにそれをMyfxbookやブログなどで公開という形でしか見ることができませんでした。
GogoJungleやEA-BANKなどの有料無料のEAを取り扱っているサイトでもEAの運用フォワードは公開されていますが、それらは現状デモ口座によるフォワードが中心となっています。
勿論フォワードが公開されないよりはデモ口座でも公開された方がいいに決まっていますし、管理人もおおいに参考にさせてもらってますが、しばしば「リアル口座とデモ口座の乖離」が問題になるのも事実です。
それに対しLet's Realで公開されているフォワードは全てリアルフォワードですので、「リアルとデモの乖離」の問題は基本発生しないということになります。
Let's Realのサイトに掲げてある「ミッション」には次のように書かれています。
ミッション
リアル実績のあるEAを増やす
自然法則ではモノが溢れると玉石混交の問題が発生してしまいます。ロジックは開発者本人しか分からない自動売買システム(EA)分野においても、同じ問題があると私たちは思います。リスクを度外視し理論上のストップロス(SL)すらを設けず売ることを最大の目的としたEAが散見されます。このようなことを繰り返されたら若しくはこれが正しい価値観として受けさせられたらこの業界にはさらなる発展を成し遂げないと私たちは思います。一人の開発者として長くやってきている分には業界への愛着があるそして何より強く危機感を感じたこから、「リアル口座の実績」をフォワートテストとし、理論上ストップロス(SL)を設けない出品が出来かねるEA販売サイトの立ち上げに至りました。机上の空論より私たちは「リアル」を見たいからです。
これ、EAに5年近く関わってきて詐欺EAの被害にもあった身からすると、ほんと共感できます。
できれば将来的には他のEA販売や配布系サービスのサイトも続いて欲しいところです。
あの超有名EAも出品されている!
そういうわけでEAのリアルフォワードを多数公開しているLet's Realですが、運営者でもあるCYさんのあの一本勝ちも出品されていて、当然ながらリアルフォワードも公開されています。
グラフ上部(赤で囲んだ箇所)には「リアル口座の実績」と書かれてますね。
上記はEAの基本情報、取引数、損益金額、獲得pipsですが、勿論それ以外の詳細な情報も見ることができます。
一点注意したいのは、スワップと取引手数料が考慮されていないという点。
ブローカー間での成績の差異をできるだけ少なくしたいということかもしれませんが、スキャルピングタイプのEAなんかだとその点は注意が必要でしょう。
ちなみにざっと見た感じでも一本勝ち以外にもCYさんの人気EAが複数出品されているほか、GogoJungleでも人気のEAが散見されます。
しかし後述のようにこのサイトオンリーのEAが集まりやすいインセンティブの仕組みもありますので、他で入手できないレアなオリジナルのEAも多数出品されています。
優秀なEAが集まりやすい!?開発者応援のユニークな仕組み
ではLet's Realはどんな仕組みを設けているのか?
まず第一に、出品者側が運営に支払う販売手数料が20%~35%と割安に設定されている点が挙げられます。
出品するのはいいけど販売サイト側の取り分が多いと開発者側の不公平感も募りますし、逆に手数料が割安だと出品者側のインセンティブになりますよね。
第二に、出品者のEAが売れなくても報酬が入る仕組みがあります。
どういう仕組みかというと、リアルフォワードについては専用の口座管理ツールを使ってアップロードする方法とLet's Real側で計測してもらう方法がありますが、このうち後者の方法を通じて自作EAのリアルフォワードを公開し、かつそれがLet's Realのみに出品されたEAの場合は販売報酬以外に出品EAの上げた利益の30%を報酬としてもらうことができます(※報酬の計算方法の詳細はLet's Realのサイトでご確認ください)。
EA-BANKなんかもEAの利用者の数に関係なく運用成績に応じて利益を出品者に配分する仕組みがありますが、EAの利用者や購入者の数に関係なく成績のみに応じて報酬が得られるという点では似ていますね。
EA開発者側からすると、手間をかけずしかもマイナスになった場合のコストも負担せずに、EAを提供するだけでリアルフォワードの計測をやってくれる上に販売+成績というダブルの収入があるというのは非常に魅力だと思います。
第3にそもそもデモではなくリアル口座でフォワードを公開するわけですから、開発者側としては説得力あるEAのアピールの場となるはずです。
これ以外にも出品者どうしがEAを交換できる「物々交換プログラム」という制度もありますし、とにかくLet's Realには開発者がEAを出品したくなるような仕組みが多くありますので、自ずと優秀なEAが集まりやすくなるはずです。
勿論利用者からしても、全て誤魔化しの利かないリアルフォワードでEAの成績が公開され、しかもここでしか購入できない優秀なEAが集まっているということになると、より信頼できる販売サイトという評価になっていくはずです。
要するに開発者(出品者)と利用者がウィンウィンの関係になれる仕組みができているわけですね。
口座管理機能は会員登録で誰でも利用可能!
このLet's Realのユニークな点は他にもいくつかあります。
もう一つだけ挙げておくと、会員登録さえすれば専用の管理ツールでEAを運用中の口座の成績をアップロードして見ることができる「口座管理機能」を使用できるという点が上げられます。
利用方法は簡単で、会員登録後にログインしてマイページから専用の管理ツールをダウンロードし、それを計測したい口座の任意のチャートに通常のEAと同様に貼り付け、マイページで発行されている接続キーをEAのパラメータ設定で入力するだけです。
試しに公開中のCSMVの成績をこの口座管理機能を使って表示させてみました。
リアルフォワードの成績をこんな感じでマジックナンバーごとに表示してくれます。
Myfxbookのように細かい数値は見れないようですが、EAごとの相関係数(↓)なんかも表示できますし、使ってみることでポートフォリオの適切な管理や改善につながるかもしれません。
まとめ
以上Let's Realについてざっと見てきましたが、リアルフォードの公開と開発者寄りの様々な仕組みがあることで、今後も優秀かつオリジナルなEAが続々出品されていきそうな販売サイトではないかと思います。
設立からあまり時間が経ってないということで、今後も様々なユニークなアイデアが期待できますし、そうした点でもますます目が離せないサイトになっていきそうですね。
なお今後はブログ記事でもLet's RealのEAをどんどん紹介していく予定ですので、お楽しみに。