はじめに
AI投資型ロボアドバイザーとして知られるROBOPRO(ロボプロ)。
2025年は相場の先行きが読みづらい局面も多い一年でしたが、その中でROBOPROはどのような実績を残したのでしょうか。
本記事では、公式パフォーマンスレポートのデータをもとに、2025年のROBOPROの運用実績を検証していきます。
ROBOPROとは?
ROBOPROは、株式会社FOLIO(ソフトバンクグループ連結子会社)が提供するAI投資型ロボアドバイザーです。
最大の特徴は、将来の市場環境をAIが予測し、その予測結果に応じて投資配分を機動的に変更する運用設計にあります。
【参考】
続きを見る
好実績で推移中!AIで未来を予測しグローバル資産に自動分散積立投資!ROBOPRO

引用:公式サイトより
一般的なロボアドが「リスク許容度に応じた固定配分」を基本とするのに対し、ROBOPROは以下のような特徴を持っています。
・AIが40以上の経済・市場指標を分析
・株式・債券・金など複数資産へ分散投資
・月次で投資配分を見直す動的運用
特に月次でリバランスを行うなど、相場環境に応じてポートフォリオをより機動的に変化させられる点が、他のロボアドとの大きな違いとなっています。
2025年のROBOPRO実績(公式データ)
公式パフォーマンスレポートによると、2025年12月30日時点の実績は以下の通りです。
・直近1年間のリターン:+28.04%(※)
・リリース来累積リターン:+162.60%
※公式サイトでは「表示されている割合は年率ではない」と明記されています。本記事でも年率換算ではなく、実際の騰落率として扱っています。
以下は、公式サイトで公開されている各期間ごとのパフォーマンス比較データです。

| ROBOPRO リリース来 |
6か月 | 1年 | 3年 | 5年 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ROBOPRO | +162.60% | +19.42% | +28.04% | +93.89% | +138.24% |
| 一般的なロボアドバイザー | +121.75% | +19.79% | +20.25% | +84.90% | +114.36% |
※それぞれ直近Nか月前およびN年前の資産の評価額と2025年12月30日における評価額を元に計算された数値となっています。
引用:公式サイトより(※一部省略)
2025年の運用を振り返る(月次ハイライト)
2025年は、米国金利動向や為替の変動などにより、相場が一方向に進みにくい年でした。
その中でもROBOPROは、いくつかの局面で特徴的な動きを見せています。
5月:+5.56%
2025年5月のROBOPROは、世界的な株式市場の上昇局面を背景に月間+5.56%のリターンを記録し最高値を更新(公式パフォーマンスレポート)、相場環境の変化を捉えた運用結果となっています。
9月:+4.00%
9月には金価格の上昇が寄与し、比較的安定したパフォーマンスを確保。株式だけに依存しない分散投資の効果が現れた月と言えます。
12月:+0.64%
年末は方向感の乏しい相場となりましたが、小幅ながらプラスで終了。大きな下落を避けた点は、リスク管理面で評価できる動きです。

引用:公式サイト「パフォーマンスレポート」より
ROBOPROが堅調なパフォーマンスを継続できる理由
2025年の実績を見ていくと、ROBOPROの運用特性が比較的うまく機能していたことが分かります。
また約6年間でのROBOPROの運用実績を見ると、堅調なパフォーマンスを継続し続けていると言えます。
ではなぜROBOPROがこのような結果を残し続けられるのか、ポイントを指摘しておくと、大きくは以下の3点になるように思われます。
①AI予測に基づく配分変更
ROBOPROは過去データだけでなく、景気指標や市場データをもとに将来を予測し、資産配分を調整します。そのため、特定資産への依存度が高くなりにくい構造となっています。
②分散投資の徹底
株式・債券・金など複数のETFを組み合わせることで、単一市場の影響を受けにくくなっています。2025年のような不安定な相場では、この分散効果が一定の安定性につながりました。
③機動的な運用設計
AI予測に基づきリスクを察知した際には機動的で柔軟なリバランス(投資配分の見直し)が可能となっています。これはROBOPROの大きな特徴の一つであり、2025年の比較的高水準なリターンにつながった要因の一つと考えられます。
理解しておきたい注意点
一方で、以下の点には注意が必要です。
・過去の実績が将来の運用成果を保証するものではない
・ROBOPROは新NISA口座には対応していない
・手数料(年率1.1%・税込)が発生する
特にNISA非対応については、税制面を重視する投資家にとってデメリットになり得ます。
そのため、NISAは別商品で活用しつつ、ROBOPROは「運用戦略の一部」として考えておくのが現実的と言えるでしょう。
まとめ
2025年のROBOPROは、
・直近1年リターン:+28.04%
・リリース来累積:+162.60%
と、数字としては非常に良好な結果を残しました。
もちろん相場環境の影響もありますが、AI予測×分散投資×機動的配分という運用思想が、一定の成果につながった年だったと言えます。
ロボアドバイザーを戦略型の資産運用ツールとして活用したい人にとって、ROBOPROは検討価値のあるサービスの一つと言えるでしょう。