はじめに
近年、国内FX業者が提供するMT4不要型の自動売買サービスが充実してきています。
EAを自作・購入して運用する従来型とは異なり、
・Web上で稼働
・設定が簡単
・VPS不要
といったメリットがあり、初心者でも始めやすいのが特徴です。
本記事では、以下5サービスを比較しながらまとめて解説します。
・みんなのシストレ
・トライオートFX
・MATSUI FX
・シストレセレクト365
・iサイクル2取引
国内FX自動売買の種類
国内業者の自動売買は大きく2種類に分かれます。
① ロジック選択型
複数の売買ロジック(ストラテジー)から選択して運用。
【主な特徴】
・成績ランキングあり
・トレーダーの実績を反映
・分散投資しやすい
② リピート注文型
一定の価格帯で売買を繰り返すグリッド系。
【主な特徴】
・レンジ相場に強い
・設定がシンプル
・長期運用向き
この2タイプを踏まえて各サービスを見ていきます。
みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
特徴
・ロジック選択型のFX自動売買(※リピート系ロジックあり)
・ストラテジー数が非常に豊富
・リアルトレーダー+プログラム両方あり
・ランキング(収益率表示)あり
・成績上位ロジックをコピー可能
リスク(デメリット)
・ストラテジー数が多すぎて選定が難しい
・ランキング上位でも将来利益が出る保証はない
・相場に合わないロジックを選ぶと損失拡大の可能性
・セレクターランキングは短期成績のみで参考度に限界
・ポートフォリオ構築次第で成績が大きく変動
推しポイント
「セレクターランキング」が優秀。実際に利益を出しているユーザーの構成を丸ごと参考にでき、ポートフォリオ構築がしやすい。
参考記事
続きを見る
【MT4が不要!国内業者提供のFX自動売買】① ストラテジー選択型のFX自動売買「みんなのシストレ」(トレイダーズ証券)
トライオートFX(インヴァスト証券)
特徴
・リピート注文ロジック中心の選択型
・「ビルダーズシェア」で利益の出ているロジックと同じ設定で運用可能
・自分でロジックを作成できる「ビルダー」機能が充実
・過去の相場に照らし合わせてシミュレーションが可能
・口座の資金状況をメーターで表示してくれる「バランスメーター」
・カレンダー上に利益が表示される「運用成績カレンダー」
リスク(デメリット)
・想定レンジ外に出ると含み損が拡大
・設定レンジ・本数次第で資金効率が悪化
・相場判断を誤ると損失長期化
・カスタム設計の難易度がやや高い
・完全放置より管理型運用になる
推しポイント
完成ロジックも自作設計もできる自由度。放置運用から戦略運用まで対応できる万能型。
参考記事
続きを見る
【MT4が不要!国内業者提供のFX自動売買】② リピート系ルールを選択・カスタマイズできる自動売買「トライオートFX」(インヴァスト証券)
MATSUI FX(松井証券)
特徴
・リピート注文型
・1通貨100円から運用可能
・少額特化設計
・リスク管理しやすい
・FX初心者でも始めやすい
・松井証券ブランドの安心感
リスク(デメリット)
・リピート系のためトレンド相場に弱い
・想定レンジを外れると含み損増加
・利益幅が小さく資金効率は低め
・長期停滞相場では収益伸びにくい
・リピート系ロジックがシンプルで質・量ともに物足りない
・設定レンジや資金配分に裁量要素あり
推しポイント
100円から始められる老舗オンライン証券のFX自動売買。国内自動売買の中で資金ハードルが最も低い。
参考記事
続きを見る
【MT4が不要!国内業者提供のFX自動売買】③100円1通貨から始められる自動売買「MATSUI FX」(松井証券)
![]()
シストレセレクト365(フジトミ証券)
特徴
・ロジック選択型
・キャラクターでロジック分類
・ランキング画面から簡単にストラテジー(キャラクター)選択可
・「くりっく365」の価格を利用した取引所取引で透明性・公平性の高い取引環境
・上場企業グループ運営で安心取引
リスク(デメリット)
・ロジック自由度が低い
・キャラ選択は直感的だがキャライメージに引っ張られる可能性あり
・相場に合わないロジック選択で損失化
・分散不足でドローダウン拡大
・年間利用料が発生
推しポイント
推しキャラを選んで楽しくFX自動売買。難しい数値を見なくてもタイプ分散が可能。
参考記事
続きを見る
【MT4が不要!国内業者提供のFX自動売買】④キャラクターで選ぶFX自動売買「シストレセレクト365」(フジトミ証券)
iサイクル2取引(外為オンライン)
特徴
・リピート注文型
・想定変動幅を事前に設定
・相場追従機能でレンジ相場だけでなくトレンド相場にも対応
・相場の方向性を自動で判断してくれる「トレンド機能」搭載
・長期運用向き
リスク(デメリット)
・想定変動幅設定を誤ると損失拡大
・トレンド逆行時に含み損が膨らむ
・レンジ外相場に弱い局面あり
・設定次第でロスカットリスク上昇
・裁量余地が大きく初心者には不向き
・基本放置も可能だが、相場状況に応じた設定見直しは必要
推しポイント
追従型グリッド。固定レンジではなく相場に合わせて変化する点が強み。レンジ相場特化の「サイクル2取引」も利用できます。
参考記事
続きを見る
【MT4が不要!国内業者提供のFX自動売買】⑤老舗のリピート系自動売買「iサイクル2取引」(外為オンライン)
目的別おすすめ国内FX自動売買サービス
ここまで各サービスの特徴を比較してきましたが、「結局どれを選べばいいのか?」という視点で、目的別に整理しておきます。
少額から自動売買を始めたい ⇒ MATSUI FX自動売買
・1通貨(約100円)から運用可能
・資金リスクを抑えられる
・自動売買入門に最適
こんな方におすすめ
- 少額運用でFXを試してみたい人
- FX初心者
- FX自動売買入門者
- 低リスク志向
◎100円からお試しでスタートできますので、リアル口座で低額からFX自動売買をやってみたいという方におすすめです。シンプルなリピート系ロジックのみですので、多くのロジックを試してみたいという場合はやや物足りない可能性もあります。
完全放置に近い運用をしたい ⇒iサイクル2取引
・想定変動幅を設定
・トレンド追従、相場方向も自動判断
・長期積立運用向き
こんな方におすすめ
- 長期積立志向
- リピート系経験者
- 中級者以上
◎忙しくて相場を見られない方、長期的に運用したい方に適しています。ただし「完全放置」とは書きましたが、裁量判断が必要な場合(トレンドが逆行した場合など)もある点は注意が必要です。
ポートフォリオ運用を手軽に試してみたい ⇒みんなのシストレ
・ストラテジー数が豊富
・ランキングから選択可能
・複数ロジック同時運用可
こんな方におすすめ
- 初心者
- 複数のロジックで自動売買を試したい人
- 分散運用したい人
- 裁量が苦手な人
◎プログラムや実際のトレーダーなどの豊富なロジックの中から選択することができるため、初心者だけどポートフォリオ運用や分散運用を試してみたいという方に向いています。ただし選んだロジックの組み合わせによっては損失が出ることもありますので要注意です。
自分で戦略設計したい ⇒トライオートFX
・レンジ設計自由
・本数・間隔設定可
・ロジック作成機能あり
こんな方におすすめ
- 中級者以上
- リピート系自動売買の経験者
- 相場分析できる人
- 自分でロジックを作成してみたい人
◎裁量トレード経験者や「半自動売買」のような運用をしたい方に向いています。またロジック作成機能が充実していますので、自作ロジックで自動売買をやってみたい人にもお勧めです。
直感的に楽しくFX自動売買をやってみたい ⇒シストレセレクト365
・キャラクターでロジック分類
・タイプ別選択が簡単
・ランキングから選択可能
こんな方におすすめ
- 初心者
- FX自動売買を手軽に始めてみたい人
- 推しキャラで楽しみながらFX自動売買をやってみたい人
- 取引環境を重視したい取引所FX派
◎機械的になりがちなFX自動売買ですが、本サービスであればアニメキャラで楽しく始めることができます。ただし複数のロジックを組み合わせる場合は、なるべくタイプの異なるロジックを組み合わせてリスク分散を意識した運用が必要となります。
国内FX自動売買比較表
| サービス | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| MATSUI FX | リピート | 1通貨100円から運用可 |
| iサイクル2 | リピート | リピート+相場追従 |
| みんなのシストレ | ロジック選択 | ストラテジー豊富 |
| トライオートFX | ハイブリッド | 設計自由度高い |
| セレクト365 | ロジック選択 | キャラ選択が魅力 |
国内FX自動売買とMT4(EA)の違い
ここまで国内FX業者が提供する自動売買サービスを見てきましたが、同じ「自動売買」でも、MT4(EA運用)とは仕組みや運用思想が大きく異なります。
国内自動売買は、
・業者提供のシステムを利用
・設定がシンプル
・VPS不要
といった手軽さが強みな反面、ロジックの種類や数は少なめでカスタマイズ性が高くないサービスが多いです。
一方、MT4(EA)によるFX自動売買は、
・外部ソフトを使用
・ロジック自由度が高い(※有料・無料のEAが豊富に利用可)
・高収益が狙える(※海外業者のハイレバ利用やEA設定による複利運用など(ロジック・資金管理次第))
といったカスタマイズの自由度が高い反面、設定や管理の難易度は高くなります。
簡単に言えば、
国内自動売買=低カスタマイズ性・設定簡単
MT4(EA)=高カスタマイズ性・設定やや難
という棲み分けになります。
【国内自動売買 vs MT4(EA)比較表】
| 項目 | 国内自動売買 | MT4(EA) |
|---|---|---|
| 設定難易度 | 簡単 | やや難 |
| 導入手間 | 少ない | 多い |
| VPS | 不要 | ほぼ必須 |
| ロジック自由度 | 低い | 高い |
| カスタマイズ性 | 制限あり | 高い |
| 収益性 | 中 | 中〜高 |
| 安定性 | 高 | ロジック次第 |
| 向いている人 | 初心者・安定志向 | 中級者以上 |
※EA運用や自動売買の最新情報は メルマガでも配信しています。
無料登録はこちら
国内FX自動売買のメリット・デメリット
ここで国内業者が提供するFX自動売買に共通のメリットとデメリットに触れておきたいと思います。
メリット
・設定が簡単
・独自プラットフォーム、スマホアプリなどに対応
・MT4(MT5)の設定やEAの設定が必要ない
・VPS不要
・日本語サポートが充実
・法規制下で安心(顧客資金の信託保全あり)
デメリット
・一部裁量要素が大きく相場分析の必要なものあり
・ハイレバ取引が不可能
・手数料スプレッド広め
・パラメータ設定などロジックのカスタマイズ性はEAに劣る
・取引環境の透明性では海外FXに劣る
・海外FXで可能なキャッシュバック取引は不可
まとめ 国内FX自動売買は「手軽さ」と「安定性」が最大の強み
ここまで、国内FX業者が提供する自動売買サービスを比較してきました。
国内自動売買は大きく分けて、
・ロジックを選んで運用する「選択型」
・一定レンジで売買を繰り返す「リピート型」
の2種類があり、それぞれに特徴があります。
ロジック選択型は、分散投資やランキング参照によって運用しやすく、初心者でも始めやすいのが強み。
一方、リピート注文型は、レンジ相場に強く、長期積立的な運用に向いています。
また、国内自動売買には共通して
・MT4不要
・VPS不要
・日本語サポートの充実
・法令遵守で信託保全あり
といった安心材料が揃っており、裁量トレードや海外EAに比べて参入ハードルが低い点も魅力です。
ただし、
・想定レンジ外で含み損が拡大
・トレンド相場に弱い局面
・利益率は比較的穏やか
といったリスクもあるため、資金管理や分散運用は不可欠です。
国内FX自動売買は、
・これからFX自動売買を始めたい人
・面倒な設定なしですぐにFX自動売買を始めたいという人
・安心できる環境でFXをやりたい人
にとって、有力な選択肢となります。
まずは少額から始め、自分の運用スタイルに合ったサービスを見つけていくことが、長期的な資産運用の第一歩といえるでしょう。
まずは少額から国内FX自動売買を試してみたい方は、ストラテジーを選ぶだけで運用できる「みんなのシストレ」から始めてみるのがおすすめです。