12月に入り、さあ最後の月もプラスでいくぞ～という矢先、いくつかのEAで大きなドローダウンが発生してしまいました。
最大の被害は今年超絶好調だったBlackPantherUSDJPY。
このEA、ご存知のように最大15ポジを取ります。そして12月4日に15ポジ全てが最大SL50pipsに引っかかってしまいました。
つまり一撃で15×50で合計750pipsの損失。撃沈です・・・。
いつか起こることだし多ポジEAのリスクは十分かっているつもりでも、やっぱりこうなるとお腹のあたりがキリキリ痛いです・・・。
というわけでこのBlackPantherUSDJPYに限らず勝つときは大きく勝てるけれども負ける時も大きく負ける多ポジEAですが、最近この多ポジタイプのEAが人気のようです。
少し前までは1ポジ低リスクのEAに人気が集中していたものですが、時代がより多くの利益を稼ぎ出せる（かもしれない）多ポジEAを求めているのでしょうか？
そこで今回は人気かつ好調の多ポジEAをチェックしてみたいと思います。
①ユーロエーン
通貨ペア：EURJPY
時間足：M5
取引スタイル：スキャルピング・デイトレード・スイングトレード・ポジショントレード
最大ポジション数：50
現在GogoJungleの人気商品ランキングで1位のEAで、わずか1ヶ月足らずの間で利用者数は500名を突破しています。
それもそのはず約100万円の証拠金でフォワード計測開始から3ヶ月程度で既に70万円以上の利益をたたきだしています。
最大50ポジションという多ポジで設定上のSLはなし、ポジションを増やす際にロットも増やすという危険な臭いのするEAですが、コミュニティを見ると一人で複数個購入されている方もいらっしゃるようで若干心配になります・・・。
とはいえ内部ロジックでちゃんと損切はやってくれるようですし、平均の損切り幅は今のところ小さいです。
もし自分が運用するとしたら初期取引ロットを0.01ロットに設定し、ある程度利益が出たら引出して、含み損が許容額を超えたら強制決済して一端EAも停止するでしょうね。
しかし短期的にリスクをとって勝負したいという方であればこういうEAもありなのかもしれませんね。
ユーロエーン EURJPY 長期的に大きな利益を上げる事に特化したEAになっております。
通貨ペア：GBPAUD
時間足：M15
取引スタイル：デイトレード・スイングトレード
最大ポジション数：10
最大ポジ数10ポジのEAです。
私も利用中のC_MSCA_USDJPY_M5などの開発者であるJAMさんのEAということですし、期待できそうですね。実際まだフォワード計測開始から1ヶ月ちょっとではありますが、収益率250％以上という驚異的な数字を出しています。
通貨ペアもGBPAUDというあまりない通貨ペアですしポートフォリオに加えてみたくもなるところですが、5年超のバックテストでは0.1ロットで利益は16000ドル以上出ていますが、ドローダウンも3500ドルほど発生しています。
スイングトレードもあるということですが最大SLが200pipsと深いので、調子が悪いと含み損が膨らみそうです。それに精神が耐えられるかどうかですね。
仮にこのポジ数設定のまま0.1ロットで動かすなら最低でも100万円の口座資金は欲しいところでしょうか。
Nexus_GBPAUD_M15
GBP/AUDのデイトレード＆スイングトレードです
③EA_Money_System GBPJPY
通貨ペア：GBPJPY
時間足：M5
取引スタイル：スキャルピング・スイングトレード・デイトレード・ポジショントレード
最大ポジション数：14
何とフォワード開始から2ヶ月程の間に0.1ロット単利で約138万円も稼いでいるというポンド円専用のEAです。しかしドローダウンも既に約40万円発生してますし、一言で言えば恐ろしいEAですね。
バックテストが2017年からの分しか公開されていないのは、やはり長期での運用は厳しいということでしょうか。
こちらもユーロエーンと同様、デフォㇽトではSLは入らずに内部ロジックで損切するようです（なんかこの二つのEA、仕様が似ているような・・）。
なおユーロエーンよりはポジ数が少なく、しかも追加ポジでもロットは同じままのようです。ただしこちらは変動幅の大きいポンド円での運用ですので、その点はリスクは大きくなりますね。
やはり含み損に耐えられる資金力、精神力のある方なら、短期でリスクをとっての運用もありかもです。
EA_Money_System GBPJPY
利益重視のGBP／JPY専用のEAです。PF：5.98 勝率：81.62%
というわけで、3つほど現在人気の多ポジEAをご紹介しました。
もしご利用される場合は、十分にリスクを把握し、資金管理に注意した上で運用してくださいね。
