今回はねこ博士さんのEA、Pips_miner_EA_Tuika_Entryを取り上げたいと思います。
【フォワード成績】
【基本データ】
EA名称 |
Pips_miner_EA_Tuika_Entry |
通貨ペア | GBPUSD |
取引スタイル | スキャルピング |
最大ポジション数 | 3 |
使用時間足 | M15 |
最大SL | 80 |
最大TP | 8 |
【ロジック等】※GogoJungleの紹介ページから引用
こちらは、 「Pips_miner_EAに、さらに追加のエントリーをさせる」 という思想で作成したEAとなります。
『Pips_miner_EA』は、ご存知の通り、 すでに十分なエントリー頻度を備えておりますが、 エントリーとエントリーの間に、まだ、 追加でエントリーできる余地があるのではないか、 という観点から、 「Pips_miner_EAのエントリーを補足する(追加する)」 というイメージで作成したEAとなります。
なお、エントリーポイントとしては、 ポートフォリオ効果を高めるために、 「Pips_miner_EAと、完全一致するポイントではエントリーしない」 ように、作成してあります。 (後述しますが、Pips_minerでは「始値」でのIN、 Tuika_Entryでは「始値以外」でのIN、となります)
【Pips_miner_EA_Tuika_Entry】の特徴
(1)「Pips_Miner_EA」がエントリーするタイミングでは、エントリーしない(「Pips_Miner_EA」と完全に同一となるタイミングでの エントリーはしないように、プログラムを組んであります。 これにより、本家版の「補完用EA」としての効果を得ることができ、さらに、リスク分散の効果も得られる、と考えております)
(2)ベースロジックとしては、Pips_minerと同様のものを採用。(1年間のフォワードでも、安定感抜群のロジックを、 ベースに据えています)
(3)EA内部では、【Pips_Miner_EA_Tuika_Entry】専用に、 内部プログラムコード・パラメータ等を最適化済み (単なるパラメータの変更だけではなく、内部のコードを、本EA専用に綿密に調整・最適化してあります。同一タイミングでのエントリーをしないことから、 かなり手間をかけて、再設計してあります)
【バックテスト】
というわけでこのEAは、Pips_Miner_EAのベースロジックを採用しつつもエントリーが被らないようにしたEAですね。
まずPips_Miner_EAについてですが、私のAxioryのナノスプレッド口座では、既に今年だけで1166pips獲得しており、300回以上取引してPF2.6、ここまで月単位で全勝というGogoJungleのデモ口座以上に絶好調な状態です。
ですので当然このTuika_Entryにも期待したくなるところですが、Pips_Miner_EAとの一番の違いは始値でエントリーするかしないかのようです。
フォワードの履歴を見てもらえれば一目瞭然ですが、通常のPips_Miner_EAでは御覧のように15分(足)の倍数の時間(始値)できっちりエントリーしています。
これに対し、Tuika_Entryの場合は下記のようにエントリー時間が15分(足)の倍数にはなってませんし、ならないような設計(ティックでのエントリー)になっているようです。
したがって、エントリーのタイミングが被らないという点では、確かに通常版との違いはあるわけですが、とは言っても同じロジックを採用しているとなると、完全に同じではなくても似たようなタイミング(時間帯)でのエントリーになることが増えると思います。
ただ他にも通常版がトレーリングなし、早期クローズありなのに対し、Tuika_Entryはトレーリングあり、早期クローズなしという部分での違いもあるため、利確のタイミングもずれていくことが多くなるようですね。
ですので通常版を二つ買って動かすよりは、このTuika_Entryを同時に動かした方がリスク分散的にはよいかもしれません。
ちなみにティックエントリーについてですが、有名な人気EAにもありますし、最近出ているEAでも結構見かけます。
バックテストとの乖離がある点を気にされる開発者、ユーザーもけっこういらっしゃるようですが、私的にはリアル口座で勝てることが確かめられるなら問題ないと思っています。
Tuika_Entryはリアル口座で履歴が公開されているわけではありませんが、通常の始値エントリー版が私の場合も含めリアル口座で実績を出していますので、通常版とベースロジックが同じで比較的近いところでエントリーするこのTuika_Entryについてもある程度信頼できるEAになっているのではないかと思います。
にしてもねこ博士さんは商売がお上手ですね。
次々にもとのEAに変化を付けて投げてきて、それが売れまくってますからね。
開発力があってブランド力があるというのは羨ましい限りです・・・。