今回はデモ口座の長期フォワードが好調なEA・CounterQの無料版CounterQ_typeZ(TRADERS-pro)についてバックテストを検証してみました。
【バックテスト条件】
ヒストリカルデータ入手先:Alpari
バックテスト期間:1999年年1月1日~2019年9月30日
通過ペア:USDJPY
時間足:M5
ロット:0.1ロット固定
スプレッド:10(1pips)
パラメータ設定:変更なし
CounterQは現在当ブログのEA評価(総合)ランキングで12位となっていて、GogoJungleの4年超の長期フォワードでも短期のフォワードでも好成績となっているEAです。
特に2017年11月あたりからずっと右肩上がりが続いていまして、現在の相場にもフィットしている感じです。
さて、そんな好調EAのCounterQですが、TRADERS-proで無料版のCounterQ_typeZが登録されていて、現在私も利用中です。
そんなTRADERS-pro版CounterQのバックテスト結果ですが、御覧の通り2005年までは停滞期間となっていて、その後は順調な右肩上がりです。
この停滞期間があるため20年超で見ると目立った成績にはなっていませんが、2005年以降はドローダウンも非常に小さく抑えられ、コンスタントに利益を積み上げてきています。
下は2005年以降の始値のみでのバックテスト結果。
1ポジのスキャルタイプということもあって利益は決して多くはないですが、20年以上のバックテストよりもドローダウンがかなり小さくなって、PFやRRが良くなっているのがわかりますね。
こうやって見て思うのは、以前検証したBeeOne_USDJPYなんかでもそうですが、バックテストを評価する際には気を付けておくべきことは、長期20年全体よりも直近の5年、10年の成績が重要なんだなということです。
20年前と今では為替を取り巻く環境もかなり違っているでしょうし、これは当然かもしれませんが、バックテストとフォワードを見比べるとバックテスト上で直近の相場で勝っているEAの方が今現在のフォワードでも勝ちやすい傾向にあるように思います。
EAを評価する際に「長期バックテスト」での成績は確かに重要ですが、やはり直近(3~5年程度)の成績に比重を置いた方がいいのかなと思いますし、フォワードの直近数年のデータが見れる場合は、やはりそちらを重視する方が良いのではないかと思います。
これから利用しようと思うEAもバックテストが長期で良い成績でも直近の相場で良くない場合、とりあえずは避けた方が無難なのかもしれませんね。
※CounterQ_typeZの無料版を利用するにはTRADERS-proへの会員登録が必要となります。