FTMOチャレンジには、次の2種類があります。
・1回の評価をクリアする「1-Step」
・2段階の評価をクリアする「2-Step」
1-Stepは、1回の評価でFTMOアカウントへ進めるのがメリットです。
一方で、最大日次損失や最大損失方式、Best Day Ruleなどの取引条件は2-Stepよりも厳しく設定されています。
そのため、「評価が1回だから1-Stepの方が簡単」とは限りません。
この記事では、FTMOチャレンジ1-Stepと2-Stepについて、料金や利益目標、損失ルール、報酬率などを比較します。
※本記事の情報は2026年10月時点のFTMO公式サイトをもとに作成しています。料金や取引条件は変更される可能性があるため、参加前にFTMO公式サイトで最新情報をご確認ください。
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FTMOチャレンジ1-Stepと2-Stepの比較
1-Stepと2-Stepの主な違いは、次の通りです。
| 項目 | 1-Step | 2-Step |
|---|---|---|
| 評価段階 | 1段階 | 2段階 |
| 利益目標 | 10% | 10%→5% |
| 最大日次損失 | 3% | 5% |
| 最大損失 | 10% | 10% |
| 最大損失方式 | EODトレーリング | 固定 |
| 最低取引日数 | なし | 各段階4日 |
| 取引期間 | 無制限 | 無制限 |
| Best Day Rule | あり(50%) | なし |
| 報酬率 | 90% | 最大90% |
| 参加費返金 | なし | 最初の報酬受取時 |
| Swingタイプ | なし | あり |
1-Stepは評価回数こそ少ないものの、最大日次損失は3%に制限されています。
さらに、最大損失にはEODトレーリング方式(後述)が採用され、利益を出した日の偏りを制限するBest Day Ruleもあります。
2-Stepは2段階の評価をクリアする必要がありますが、最大日次損失は5%で、最大損失ラインも固定されています。
参加費の返金やSwingタイプの選択まで考えると、多くのトレーダーにとっては2-Stepの方が取り組みやすいでしょう。
FTMOチャレンジの料金を比較
2026年10月時点における、FTMOチャレンジの通常料金は次の通りです。
| 口座サイズ | 1-Step | 2-Step |
|---|---|---|
| $10,000 | €79 | €89 |
| $25,000 | €199 | €250 |
| $50,000 | €319 | €345 |
| $100,000 | €499 | €540 |
| $200,000 | €999 | €1,080 |
基本的には、1-Stepの方が参加料金は安く設定されています。
ただし、1-Stepの参加費は、FTMOトレーダーとなって報酬を獲得しても返金されません。
一方、2-Stepでは、FTMOトレーダーとなった後、最初の報酬受取時に参加費が返金されます。
そのため、FTMOアカウントを取得して報酬を受け取るところまで考えると、単純に1-Stepの方が低コストとはいえません。
なお、記事執筆時点では、1-Stepの$100,000口座を対象とした20%OFFキャンペーンが実施され、通常€499のところ€399で販売されています。
キャンペーンは終了または変更される可能性があるため、参加時には公式サイトで最新料金をご確認ください。
FTMOチャレンジ1-Stepの特徴
1-Stepは、1回の評価をクリアすればFTMOアカウントへ進める仕組みです。
利益目標は10%、最大日次損失は3%、最大損失は10%となっています。
最低取引日数は設定されていません。
利益目標やそのほかの取引条件を満たせば、取引日数に関係なく評価をクリアできます。
また、FTMOアカウントにおける報酬率は90%です。
ただし、1-Stepには次のような注意点があります。
・最大日次損失が3%と厳しい
・最大損失がEODトレーリング方式
・Best Day Ruleがある
・参加費が返金されない
・Swingタイプを選択できない
1回の評価で済む代わりに、損失管理と利益の上げ方について厳しい条件が設けられています。
FTMOチャレンジ2-Stepの特徴
2-Stepは、「FTMOチャレンジ」と「Verification(検証)」の2段階で評価されます。
1段階目の利益目標は10%、2段階目は5%です。
最大日次損失は5%、最大損失は10%となっています。
各段階で最低4取引日が必要ですが、取引期間に制限はありません。
2-StepにはBest Day Ruleがなく、最大損失ラインも初期口座残高を基準に固定されます。
さらに、StandardタイプとSwingタイプから、自分のトレードスタイルに合った方を選択できます。
評価を2回クリアする必要はありますが、損失ルールは1-Stepよりも管理しやすいでしょう。
1-Stepと2-Stepで異なる最大損失方式
1-Stepと2-Stepでは、最大損失の割合はいずれも10%です。
ただし、最大損失ラインの計算方法が異なります。
1-Stepでは「EODトレーリング方式」、2-Stepでは「固定方式」が採用されています。
この違いは、FTMOチャレンジのプランを選ぶうえで特に重要です。
1-StepはEODトレーリング方式
EODとは「End of Day」の略で、1日の取引終了時点を意味します。
EODトレーリング方式では、過去の各取引日の終了時点に記録された最高口座残高に応じて、最大損失ラインが引き上げられます。
一度引き上げられた最大損失ラインは、その後に口座残高が減っても下がりません。
例えば、$100,000口座の最大損失は10%なので、開始時点の最大損失ラインは$90,000です。
その後、1日の終了時点の口座残高が$104,000まで増えると、最大損失ラインも$94,000まで引き上げられます。
翌日以降に口座残高が$103,000へ減少しても、最大損失ラインは$94,000のままです。
つまり、利益を上げると最大損失ラインも上昇し、その後に許容される損失幅が狭くなる可能性があります。
なお、日中の一時的な最高残高ではなく、1日の終了時点の口座残高をもとに計算されるのがポイントです。
含み損を長期間抱えやすいEAやナンピン系の手法では、特に注意が必要でしょう。
2-Stepは固定方式
2-Stepの最大損失ラインは、初期口座残高を基準に固定されます。
例えば、$100,000口座では、最大損失ラインは$90,000です。
運用中に口座残高が$104,000まで増えても、最大損失ラインは$90,000から変わりません。
そのため、2-Stepの方が最大損失までの余裕を把握しやすく、ロット管理やEAの運用計画も立てやすい仕組みです。
1-Stepに適用されるBest Day Ruleとは
Best Day Ruleとは、利益が特定の1日に集中することを防ぐためのルールです。
1-Stepでは、最も利益を上げた1日の利益が、利益を出した日の合計利益の50%以下であることが求められます。
例えば、利益が出た日の成績が次のようになったとします。
・1日目:$5,000
・2日目:$2,000
・3日目:$1,000
利益を出した日の合計利益は$8,000です。
このうち、最も利益を上げた1日目の$5,000は、合計利益の62.5%を占めています。
この状態では50%を超えているため、Best Day Ruleを満たしていません。
1日目の$5,000を合計利益の50%以下にするには、利益を出した日の合計利益を$10,000以上にする必要があります。
ただし、Best Day Ruleを満たしていなくても、すぐに失格になるわけではありません。
追加で利益を積み上げ、最も利益を上げた1日の割合を50%以下にすれば、ルールをクリアできます。
また、Best Day RuleはFTMOチャレンジだけでなく、1-Stepで取得したFTMOアカウントにおける報酬受取時にも適用されます。
一度の大勝ちだけで評価をクリアしたり、報酬を受け取ったりするのではなく、複数日にわたって利益を積み上げることが求められる仕組みです。
1-Stepのメリット
評価が1回で済む
1-Stepには、2-StepのようなVerificationがありません。
利益目標10%とそのほかの取引条件をクリアすれば、FTMOアカウントの審査へ進めます。
2段階目で改めて5%の利益を上げる必要がないため、短期間でFTMOトレーダーを目指せます。
最低取引日数がない
1-Stepには最低取引日数がありません。
利益目標やBest Day Ruleなど、すべての条件を満たしていれば、取引日数に関係なく評価をクリアできます。
取引期間も無制限なので、自分のペースで利益目標を目指すことが可能です。
報酬率が90%
1-StepでFTMOトレーダーになると、シミュレーション取引で発生した利益の90%を報酬として受け取れます。
2-Stepの報酬率は「最大90%」ですが、1-Stepは最初から90%に設定されています。
1-Stepのデメリット
最大日次損失が3%
1-Stepの最大日次損失は、初期口座残高の3%です。
$100,000口座の場合、1日あたりの最大日次損失は$3,000となります。
最大日次損失の判定には、確定損益だけでなく、保有ポジションの含み損益、スワップ、取引手数料も含まれます。
最大日次損失ラインは、中央ヨーロッパ時間の午前0時に、その時点の口座残高を基準として再計算されます。
2-Stepの最大日次損失は5%なので、1-Stepではより慎重なロット管理が必要です。
EODトレーリング方式が採用されている
1-Stepでは、1日の終了時点で過去最高の口座残高を更新すると、最大損失ラインも引き上げられます。
一度引き上げられたラインは下がらないため、利益を上げた後に損失が発生すると、最大損失に達するまでの余裕が小さくなる可能性があります。
特に、含み損が大きくなりやすいトレード手法では注意が必要です。
Best Day Ruleがある
1-Stepでは、最も利益を上げた1日の利益を、利益が出た日の合計利益の50%以下に抑える必要があります。
利益が1日に集中すると、利益目標に到達していても評価をクリアできない場合があります。
FTMOアカウント取得後も、Best Day Ruleを満たしていなければ報酬を受け取れません。
参加費が返金されない
1-Stepの参加費は、評価をクリアしてFTMOトレーダーとなった後も返金されません。
参加料金そのものは2-Stepより安く設定されていますが、参加費返金まで考慮すると、必ずしも1-Stepの方が低コストとは限りません。
Swingタイプを選択できない
1-Stepでは、Standardタイプのみ選択できます。
FTMOアカウントでは、重要な経済指標の発表時や週末をまたぐポジション保有に制限があるため、スイングトレードや一部のEAには向かない可能性があります。
2-Stepのメリット
最大日次損失が5%
2-Stepの最大日次損失は5%です。
$100,000口座であれば、1日あたりの最大日次損失は$5,000となります。
もちろん、5%ぎりぎりまでリスクを取る必要はありません。
しかし、最大日次損失が3%の1-Stepよりも余裕を持ったロット管理ができます。
最大損失ラインが固定されている
2-Stepの最大損失ラインは、初期口座残高を基準に固定されます。
運用中に利益を上げても最大損失ラインは変わらないため、現在どの程度の損失余裕があるのかを把握しやすいのがメリットです。
Best Day Ruleがない
2-StepにはBest Day Ruleがありません。
利益が特定の日に集中しても、それを理由に追加の取引を求められることはありません。
相場状況によって利益が偏りやすいEAや、取引回数が少ないスイングトレードにも適しています。
参加費が返金される
2-Stepでは、FTMOトレーダーとなった後、最初の報酬受取時に参加費が返金されます。
評価をクリアした時点で返金されるわけではありませんが、実際に報酬を受け取るところまで進めば、参加費を回収できます。
Swingタイプを選択できる
2-Stepでは、StandardタイプとSwingタイプを選択できます。
Swingタイプでは、重要な経済指標の発表時や週末をまたいでポジションを保有できます。
数日から数週間ポジションを保有する手法や、決済タイミングを細かく制御できないEAを運用する場合は、Swingタイプの方が利用しやすいでしょう。
なお、FTMOチャレンジおよびVerificationの評価期間中は、Standardタイプでもニュース発表時や週末をまたいで取引できます。
2-Stepのデメリット
2段階の評価をクリアする必要がある
FTMOチャレンジで10%、新たに開始されるVerificationで5%の利益目標をそれぞれ達成する必要があるため、1-StepよりFTMOアカウントの取得まで時間がかかる可能性があります。
各段階で最低4取引日が必要
FTMOチャレンジとVerificationの両方で、最低4取引日を満たさなければなりません。
利益目標を早く達成しても、最低取引日数を満たすまでは次の段階へ進めません。
なお、ポジションを保有していた日数ではなく、新たにポジションを建てた日が取引日として数えられます。
1-Stepが向いている人
1-Stepは、次のような人に向いています。
・できるだけ早くFTMOトレーダーを目指したい
・最大日次損失を3%以内に抑えられる
・利益を複数の取引日に分散できる
・短期売買を中心にしている
・EODトレーリング方式を理解している
・参加費の返金を重視しない
特に、取引回数が多く、複数日にわたって安定した利益を積み上げられるトレーダーと相性がよいでしょう。
一方、1回の取引で大きな利益を狙う手法や、含み損を長期間抱える手法では、Best Day RuleやEODトレーリング方式が負担になる可能性があります。
2-Stepが向いている人
2-Stepは、次のような人に向いています。
・損失許容幅に余裕を持たせたい
・分かりやすい固定型の最大損失を希望する
・Best Day Ruleを気にせず取引したい
・スイングトレードを行いたい
・EAや取引頻度の低い手法を利用したい
・最初の報酬受取時に参加費の返金を受けたい
評価回数は多くなりますが、取引ルールの管理しやすさを重視するなら、2-Stepの方が取り組みやすいでしょう。
1-Stepと2-Stepはどちらがおすすめ?
短期間でFTMOトレーダーを目指したい経験者には、1-Stepが有力な選択肢です。
ただし、1-Stepには次のような厳しい条件があります。
・最大日次損失が3%
・最大損失がEODトレーリング方式
・Best Day Ruleがある
・参加費が返金されない
・Swingタイプを選択できない
「評価が1回」という分かりやすいメリットだけで選ぶと、想定以上にリスク管理が難しくなる可能性があります。
2-Stepは2段階の評価をクリアする必要がありますが、最大日次損失は5%で、最大損失ラインも固定されています。
Best Day Ruleがなく、最初の報酬受取時に参加費が返金される点もメリットです。
そのため、多くのトレーダーには2-Stepをおすすめします。
特にEA運用では、取引回数や利益が発生する日を正確にコントロールできない場合があります。
最大損失ラインが固定され、Best Day Ruleがなく、Swingタイプも選択できる2-Stepの方が、自動売買とは相性がよいでしょう。
一方、最大日次損失を3%以内に抑えながら、複数日にわたって安定した利益を上げられる経験者であれば、1-Stepで早期クリアを目指す選択肢もあります。
まとめ
FTMOチャレンジ1-Stepと2-Stepは、単に評価回数が違うだけではありません。
1-Stepは、1回の評価でFTMOアカウントへ進める反面、最大日次損失3%、EODトレーリング方式、Best Day Ruleなど、厳しいリスク管理が求められます。
2-Stepは2段階の評価をクリアする必要がありますが、最大日次損失は5%で、最大損失ラインも固定されています。
参加費の返金やSwingタイプの選択まで考えると、多くのトレーダーにとっては2-Stepの方が取り組みやすいでしょう。
・早さを優先し、厳しいリスク管理にも対応できるなら1-Step
・安定性と運用のしやすさを重視するなら2-Step
どちらを選ぶか迷った場合は、まず無料トライアルを利用し、自分のトレード手法がFTMOの損失ルールに対応できるか確認してみるとよいでしょう。
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