トレーディングングオフィス社の新作EA・Forex Gerardが一般公開開始されましたので、レビューしたいと思います。
【フォワード成績】
【基本データ】
EA名称 |
Forex Gerard |
通貨ペア | EURJPY |
取引スタイル | デイトレード、スイングトレード |
最大ポジション数 | 2 |
使用時間足 | M5 |
最大SL | 100 |
最大TP | 200 |
【ロジック等】※インフォトップ販売ページから引用
【バックテスト】
このEAは勝率が7割ほどで平均利益<平均損失となっていますが、最大200pipsという大きめの利益を狙っていくスイング・デイトレタイプのEAになります。
0.1ロット固定のバックテストでは10年弱で純益300万以上、PF1.93、リスクリターン率も27.54と、非常に優秀な成績となっています。
このEAの特徴としては、過去3日間の相場状況を分析し、トレンドフォロー(順張り)、カウンター(逆張り)の2種類のロジックから最適な方を選択してエントリーするというエントリーロジックが挙げられますが、それ以上に特徴的なのが「変則型分割決済」を採用した決済ロジックです。
通常分割決済と言えば、あるポジションが含み益になった時に一部を決済し、残りのポジションを保有して利益を伸ばしたところで決済するというパターンがほとんどだと思いますが、このEAの場合は同一のレート水準で二つのポジションを保有し、含み益が出たところでそれぞれのポジションに異なるレート水準でトレールストップラインを設定するということを行います。
これだと通常の分割決済のように一つのポジションをすぐに利益確定しまわないため、下の図のようにレートが大きく一方的に動いた場合には二つのポジションとも利益を伸ばしていけることになり、大きなリターンが期待できます。
勿論レートがさほど動かず途中で反転したり、大きめの押しが入ったりした場合は、通常の分割決済と大差ないものになりますが、このEAが対象とするユーロ円のような通貨ペアであれば時に大きなレートの変動も起こるため、この変則分割決済が活きて大きな利益が期待できます。
バックテストの資産曲線は比較的滑らかで分かりにくいんですが、フォワードのそれには時に爆益をあげながら右肩上がりを継続するという、このEAの特徴が良く出ています。
下フォワードグラフの緑色の部分で大きく利益を上げているのが分かりますね。
トレーデイングオフィス社によると、この緑の部分での大きな利益の獲得こそが、まさに「「変則型の分割決済」による高い収益性によるもの」と分析しているとのことです。
こういうトレーリングを利用した「変則型の分割決済」は、裁量で行うのは難しく、まさにEAだからこそ可能な手法でしょう。
大きめの利益を狙うスイングタイプのEAをお探しの方は、是非このForex Gerardのフォワードの推移をチェックしてみてはいかがでしょうか。