レバレッジ3000倍のブローカーとは?
日本国内のFX業者のレバレッジが25倍なのに対し、海外FXブローカーだとXM:888倍、Axiory:400倍、TitanFX:500倍、BigBOSS:550倍など、当たり前のように最大数百倍のレバレッジ環境下で取引ができます。
レバレッジが大きいことで、1)少額で大きな取引ができる、2)ロスカットがされにくくなり余裕をもって取引ができる、という利点があり、裁量であれ自動売買であれFXをやる上で非常に有利です。
さてそんなレバレッジが大きな海外FXブローカーの中でも圧倒的なレバレッジを誇る海外ブローカーがあります。
そのブローカーというのはFBS(FBSMarkets)。
このFBSのレバレッジは何と最大3000倍、日本でプロモーションを行っている海外FXブローカーの中ではおそらく最大ではないかと思います。
レバレッジ3000倍の魅力
レバレッジ3000倍の威力を見るためにレバレッジごとの必要な証拠金の額について比較をしてみようと思います。
条件:ドル円で1万通貨(0.1ロット)をレート110円の時に購入 ※業者により多少の誤差があります。
レバレッジ | 25倍 | 100倍 | 1000倍 | 3000倍 |
必要証拠金 | 44000円 | 11000円 | 1100円 | 367円 |
ということでレバレッジ3000倍だと1万通貨のトレードでも367円しかかかりません。
勿論これは最低証拠金ですので、ポジションを保有してすぐに資金が溶けたりロスカットしないようにするためにはもっと資金が必要ですが、それでも低レバ口座よりはかなり証拠金は少なくて済みます。
しかしレバレッジが大きくて有利なのは小資金でロットを増やしてハイレバトレードができるということだけではありません。
そもそも他のブローカーでトレードするのと同じ口座資金とロットでトレードする場合でも、ロスカットポイントまでの距離が遠くなり、より余裕を持ったトレードができるという利点もあります。
そういうわけで裁量でのハイレバスキャルを繰り返したいという人やスキャルタイプのEAをロット大きめで動かしたいという人は勿論、口座破綻が起こりにくいような条件で余裕を持ったトレードをしたいという人にとってもレバレッジが3000倍というのはかなり魅力があるのではないでしょうか。
FBSの概要
まずはFBSの概要をご紹介します。
設立 | 2009年 |
所在国 | ベリーズ |
ライセンス | IFSC(ベリーズ)、CySEC(キプロス) |
取扱商品 | 外国為替・貴金属・CFD・仮想通貨 |
注文方式 | STP NDD(ECN口座以外)・ECN NDD |
取引プラットフォーム | MT4・MT5 |
口座通貨 | USD・EUR ※円は非対応 |
入金方法 | クレジットカード・bitwallet・perfectmoney他 |
出金方法 | クレジットカード・bitwallet・perfectmoney他 |
ボーナス | 100%入金ボーナス他 |
日本語サポート | メール、チャット他 ※平日15時~24時 |
その他 | 190ヶ国、登録者数1000万人以上 |
設立は2009年ですので、約10年の歴史のあるブローカーということですね。現在190ヶ国、登録者数が1000万人以上という大きなブローカーです。
FBSのサイトで過去のニュースを見ると、今年2018年10月に口座開設者数が1000万人を突破したようですが、驚くのは2017年10月の段階ではまだ500万人、つまりこの1年でおよそ2倍となる500万人以上登録者が増加しているという点。
FBSでは3000倍というハイレバや各種ボーナス制度に加え、取引量に応じてIphoneやTシャツのプレゼントがあるなど、魅力ある利用条件やプロモーションが多く用意されていますが、そうした点が急成長につながっているのかもしれません。
FBSの強みと弱み
ここでFBSを利用するにあたってのメリットとデメリットを簡単にまとめておきます。
【メリット】
・最大3000倍のレバレッジ(スタンダード口座・ゼロスプレッド口座)
・ロスカットは証拠金維持率20%以下(マージンコールは証拠金維持率40%以下)
・100%入金ボーナスをはじめとする各種ボーナス制度
・取引量に応じた賞品(Tシャツ・Iphone等)キャンペーン
・賞金ありの各種トレードコンテスト
・NDDによる注文方式
・一定条件クリアでVPSが無料
やはりこのブローカーを使うとしたらその最大メリットはレバレッジです。後述のように口座の種類は4種類あり、スタンダード口座とゼロスプレッド口座が3000倍、セント口座が1000倍です。
ちなみにセント口座は1ドル(約110円)の入金から利用できます。単位がドルの100分の1なので慣れるまでは使いにくいのと、レバレッジも最大3000倍ではなく最大1000倍となります。それでも十分大きなレバレッジですし、小資金によるハイレバトレード向きの口座です。
なおロスカット水準はいずれの口座でも証拠金維持率20%以下ですので、ロスカットになりにくく、ハイレバの強みを活かしやすいです。
また入金100%のボーナスもあるので、これを利用してハイレバと合わせてさらに小資金で効率よくトレードができます。ちなみにボーナスはこれ以外にも50ドルボーナスや123ドルのボーナスもありますが、こちらは期間制限や口座の制限もあります。※詳細は公式サイトをご確認ください。
あとは賞品が多いのも魅力です。例えば下記の「FBSラッキーTシャツ」。500ドル以上の入金と合計2ロット以上の取引で貰えるとのことなので、条件も緩いですね。
さらにFBSで口座開設すると、何と期間限定で賞金総額$1000のデモ口座でのトレードコンテストに参加できます。参加できる期間は決まっており参加できるのも1回切ですが、デモ口座で入金の必要もありません。リスクはゼロですので、気軽に参加できますね。
【デメリット】
・日本語サポートが弱い
・円口座非対応
・国内銀行送金(入出金)非対応
・信託保全なし
・スタンダード口座・セント口座のスプレッドが広い
・低スプレッド口座(ゼロスプレッド口座・ECN口座)の手数料が高い
デメリットはまず日本語サポートがやや弱いという点があげられます。例えばFBSの公式サイトを見ても日本語は自動翻訳に対応しているだけで、日本語で作りこまれたサイトにはなっていません。
ただし平日の15時~24時であれば日本語でのサポートも対応しており、実際に利用してみたところ、チャットやメールでの質問にもサポートの方が丁寧な日本語で対応してくれました。
入出金に関しては国内銀行送金に対応していないため、クレジットカードやbitwalletで入出金を行う必要があります。bitwalletは利用しやすいですのでおすすめできますが、bitwalletのアカウントから自分の銀行口座へ出金するときの手数料が824円とやや高いです。
それから円口座にも対応しておらず、ドルとユーロだけというのは少し残念ですね。この点は今後円にも対応して欲しいところです。
スプレッドはスタンダード口座とセント口座は広めです。ただしキャッシュバックを利用することで、実質スプレッドをいくらか狭くできます(後述)。
また通貨ペアによってはスプレッドの小さいものもあるので、スキャルピングをやりたい方はそちらが狙い目でしょう(後述)。
FBSのハイレバ口座でおすすめの口座と通貨ペア
FBSの口座は現在下記4種類となります。
セント | スタンダード | ゼロスプレッド | ECN | |
最低入金額 | 1ドル | 100ドル | 500ドル | 1000ドル |
最大レバレッジ | 1000倍 | 3000倍 | 3000倍 | 500倍 |
スプレッド(EURUSD) | 1.1pips | 1.1pips | 0pips | 0pips |
スプレッド(GBPUSD) | 3pips | 0.9pips | 0pips | 0.5pips |
スプレッド(AUDUSD) | 0.8pips | 0.8pips | 0pips | 0.3pips |
スプレッド(USDJPY) | 2pips | 2pips | 0pips | 0.3pips |
スプレッド(EURJPY) | 3pips | 3pips | 0pips | 0.5pips |
スプレッド(GBPJPY) | 4pips | 4pips | 0pips | 1.1pips |
手数料(往復1ロット) | 無し | 無し | $20~$320 | $12 |
注文可能ロット数 | 0.01~1000 | 0.01~500 | 0.01~500 | 0.1~500 |
ロスカット水準 | 証拠金維持率20%以下(マージンコールは40%以下) |
※スプレッドはFBSが公表している典型スプレッド(TYPICAL SPREAD)です。
このうちレバレッジ3000倍の口座はスタンダード口座とゼロスプレッド口座になります。
ゼロスプレッド口座はスプレッドがゼロに固定というのはいいんですが、手数料が1ロットあたり最低でも往復20ドル、通貨ペアによっては160ドル、さらに現地の夜間の時間帯(23:30~2:00)では手数料は2倍になってしまいます。また最低入金額も500ドル以上ですので、利用するにはハードルが高めです。
となると3000倍のハイレバ口座はスタンダード口座がおすすめということになりますが、このほかセント口座もレバレッジは1000倍と大きく最低入金額も1ドルから利用できるため、小資金でのハイレバトレード向きの口座です。
スプレッドについてですが、スタンダード口座で見た場合、ユーロドルは1.1pipsですが、ドル円は2pipsあります。クロス円はユーロ円が3pips、ポンド円が4pipsとかなり広めです。
ですので仮にスキャルピングやデイトレのEAを運用しようと思ったら、クロス円はややきついかもしれません。
ただしIB(FinalCashBack)経由で口座を開設することで、トレードするごとにキャッシュバックが入ってくるようになりますので、その場合は実質スプレッドを幾らか狭くできます。ですのでキャッシュバックは利用した方がお得です。
なおFBSの場合は自社でのキャッシュバックもあります。しかし主要通貨ペアでは往復1ロット(10万通貨)ごとのキャッシュバックは2ドル~3ドル程度となっています。これ対しFinalCashBackのスタンダード口座のキャッシュバックは往復で5ドルとなっています(※FinalCashBackに確認済)。
残念ながらFBSによれば自社キャッシュバックとIBキャッシュバックを併用することができず、キャッシュバックを受ける場合はどちらかを選択しないといけないということですので、その場合はFinalCashBack経由でキャッシュバックを受ける方が有利ということになります。
※AUDJPYなど一部自社キャッシュバックでも6ドル/ロット以上のものもあり、自社キャッシュバックの方が有利になるケースもあるようです。
こうして見てくるとレバレッジ最大3000倍の口座で高い手数料もなく、キャッシュバックで実質スプレッドについてもある程度狭くできるということで、スタンダード口座が一番おすすめです。
またAUDUSDが0.8pips、GBPUSDが0.9pips、EURUSD1.1pipsと、主要なドルストレートのスプレッドはスタンダード口座にしては比較的狭いですので、取引通貨ペアとしておすすめです(ただしNZDUSDは4pipsです) 。
なおECN口座はスプレッドは狭いですが、レバレッジは500倍ですし、手数料が片道6ドル/ロットと高いのと、最低入金額が1000ドルで注文ロットも0.1ロットからですので、敢えてFBSで利用するメリットは少ないように思います。
レバ3000倍のスタンダード口座で1ロットでEAを1年間運用した場合の収益と収益率は?
では具体的にはFBSでトレードすることでどの程度有利になるのか?
当ブログは一応FX自動売買のブログですので、ここでEAを固定1ロットで運用した場合のシミュレーションをやってみたいと思います。
稼働させるEAはGogoJungleを代表するEAの一つ、1本勝ち(ドル円専用)です。
稼働条件は下記の通りで、レバレッジ25倍(国内証券会社)と400倍(Axioryのスタンダード口座)、3000倍(FBS・スタンダード口座)に分けて以下の条件で比較してみました。
・口座資金はGogoJungleの「推奨証拠金」の算出式をもとに、2018年11月現在までのフォワードテストを参考にレバレッジ別で計算
・月平均の獲得pipsは60pips(※GogoJungleのフォワードの月平均獲得pipsは現時点で70pips弱)とする。
・年240回(月20回)の取引で1年間稼働したものとする。
・為替レートは証拠金算出の際は1ドル110円、キャッシュバックの算出には1ドル100円を適用
・利益は1pips=100円で計算
・キャッシュバック額は下記の条件とする。
国内証券→なし
Axiory→3ドル/ロット(FinalCashBack)
FBS→5ドル/ロット(FinalCashBack)
・ブローカーごとのスプレッドの差による利益の増減は考慮しない。
【年間運用成績シミュレーション(キャッシュバックなし)】
運用会社 | レバレッジ | 口座資金 | 利益 | 収益率 |
国内証券 | 25倍 | 94万円 | 720,000円 | 76.6% |
Axiory(スタンダード口座) | 400倍 | 52.8万円 | 720,000円 | 136.4% |
FBS(スタンダー口座) | 3000倍 | 50.4万円 | 720,000円 | 142.9% |
【年間運用成績シミュレーション(キャッシュバックあり)】
運用会社 | レバレッジ | 口座資金 | 利益+キャッシュバック | 収益率 |
国内証券 | 25倍 | 94万円 | 720,000円 | 76.6% |
Axiory(スタンダード口座) | 400倍 | 52.8万円 | 792,000円 | 150.0% |
FBS(スタンダー口座) | 3000倍 | 50.4万円 | 840,000円 | 166.7% |
というわけでやはりレバレッジが大きいと必要な口座資金も少なくて済むため収益率も随分違ってきます。
キャッシュバックを考慮せず利益の分だけで比較した場合でも国内証券とFBSでは収益率に倍近くの差が出る上に、キャッシュバックありだとさらに収入自体もFBSの方が大きくなり、収益率の差は2倍超に広がります。
つまりFBSの3000倍レバの口座と国内証券の25倍レバの口座とではそれだけ資金効率が違うわけです。
なお以上の比較は1ポジEAでの比較になります。これが複数ポジEAになるとその分必要な証拠金も多くなりますので、FBSのレバレッジ3000倍の威力はさらに発揮され、25倍の国内証券だけでなく、400倍のAxioryとの収益率の違いもさらに大きくなります。
レバレッジ3000倍のキャッシュバック口座のご案内
※以前はFBSのキャッシュバック口座についてはFinalCashBackをご案内していましたが、現在TariTaliでもキャッシュバック口座が開設できるようになっています。
キャッシュバック率はこちらの方が大きいので、キャッシュバック口座を開設する場合はTariTaliをお勧めいたします。