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FTMO Instant Accountとは?料金・取引ルール・注意点を徹底解説

2026年10月、FTMOに新プラン「FTMO Instant Account」が登場しました。

Instantは、FTMOチャレンジやVerificationといった評価プロセスなしで始められるプランです。

購入後すぐにFTMOアカウントが有効になり、初日から取引結果を報酬へ反映できます。

ただし、「評価がない=簡単」というわけではありません。

Instantには、Consistency 30%や取引中更新型の最大損失など、1-Step・2-Stepより注意が必要な取引ルールがあります。

本記事では、FTMO Instant Accountの料金や取引ルール、メリット・デメリット、報酬出金時の注意点について詳しく解説します。

※本記事の情報は2026年10月15日時点のものです。料金や取引条件は変更される場合があるため、購入前にFTMO公式サイトで最新情報をご確認ください。

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FTMO Instant Accountとは

FTMO Instant Accountは、評価プロセスなしでFTMOアカウントへ直接アクセスできるプランです。

従来の1-Stepや2-Stepでは、FTMOチャレンジの利益目標などをクリアしてからFTMOアカウントへ進みます。

InstantにはFTMOチャレンジがなく、購入が完了するとアカウントが有効になり、すぐに取引を開始できます。

利益目標も設定されていません。

取引ルールを守りながら利益を積み上げることで、初日から取引結果を報酬へ反映できます。

ただし、実際に報酬を申請できるのは、最初の取引を行った日から14日目以降です。

また、FTMOが提供する口座は、仮想資金を使用するシミュレーション口座です。実際の金融市場へ自分の資金を入金して取引する仕組みではありません。

 

FTMO Instantの基本条件

FTMO Instantの主な条件は次のとおりです。

項目 内容
評価プロセス なし
利益目標 なし
アカウントサイズ 5,000~100,000ドル
最大日次損失 3%
最大損失 10%
最大損失の計算 取引中更新型トレーリング
Consistency 30%
取引期間 無期限
最低取引日数 なし
報酬の割合 90%
最大レバレッジ 1:100
Swing口座 なし
購入料金の返金 なし

評価プロセスや利益目標はありませんが、最大日次損失、最大損失、Consistencyを継続して守る必要があります。

最大損失または最大日次損失に違反すると、アカウントは失格となります。

一方、Consistencyを超えても、すぐにアカウントを失うわけではありません。

 

FTMO Instantの料金

FTMO Instantでは、5種類のアカウントサイズから選択できます。

アカウントサイズ 料金
5,000ドル 189ドル
10,000ドル 379ドル
25,000ドル 849ドル
50,000ドル 1,699ドル
100,000ドル 3,399ドル

Instantは、評価なしでFTMOアカウントを利用できる代わりに、1-Stepや2-Stepよりも料金が高く設定されています。

購入料金は一度だけ支払う仕組みで、月額料金はありません。

ただし、Instantの購入料金は返金されません。

2-Stepでは、FTMOアカウントから初めて報酬を受け取る際に購入料金が返金されますが、Instantと1-Stepは返金対象外です。

※公式サイトの表示通貨や為替レートによって、実際の支払額が異なる場合があります。

FTMOプランの最新料金を確認する

 

FTMO Instantの最大日次損失は3%

FTMO Instantの最大日次損失は、初期資金の3%です。

最大日次損失ラインは、その日の開始時点となる口座残高から、初期資金の3%を差し引いて計算されます。

例えば、5万ドルの口座では、最大日次損失額は1,500ドルです。

初日の最大日次損失ラインは次のようになります。

5万ドル-1,500ドル=4万8,500ドル

翌日の開始時点で残高が5万1,000ドルになっていた場合は、最大日次損失ラインも4万9,500ドルへ更新されます。

5万1,000ドル-1,500ドル=4万9,500ドル

その後、翌日の開始残高が5万500ドルに下がれば、最大日次損失ラインも4万9,000ドルへ下がります。

このように、最大日次損失ラインは毎日の開始残高に応じて上下します。

判定には、確定損益だけでなく、含み損益、スワップ、取引手数料も含まれます。

日付が切り替わる直前にポジションを保有している場合は、最大日次損失ラインの更新によって余裕が急に小さくなる可能性があるため注意が必要です。

 

最大損失は取引中更新型トレーリング

FTMO Instantの最大損失は10%です。

ただし、最大損失ラインは開始時点から固定されているわけではありません。

Instantでは、決済後の最高残高に連動して最大損失ラインがリアルタイムに引き上げられます。

FTMO公式では、この仕組みを「Intraday trailing balance-based」と説明しています。

日本語では「取引中更新型の残高連動トレーリング」と考えると分かりやすいでしょう。

 

5万ドル口座の計算例

5万ドル口座の最大損失額は、初期資金の10%にあたる5,000ドルです。

取引開始時点では、最大損失ラインは4万5,000ドルです。

5万ドル-5,000ドル=4万5,000ドル

その後、取引を決済して口座残高が5万600ドルになると、最大損失ラインも4万5,600ドルへ上昇します。

5万600ドル-5,000ドル=4万5,600ドル

次の取引後に残高が5万300ドルへ下がっても、最大損失ラインは4万5,600ドルのままです。

一度引き上げられた最大損失ラインは下がりません。

 

含み益では更新されない

最大損失ラインの更新に使用されるのは、決済後の口座残高です。

保有中のポジションで含み益が発生しても、それだけで最大損失ラインが引き上げられるわけではありません。

一方、最大損失に違反したかどうかの判定には含み損益も含まれます。

つまり、最大損失ラインを更新する基準は決済後の残高ですが、ルール違反の判定は口座残高だけでなく、有効証拠金を基準として行われます。

 

報酬を出金しても最大損失ラインはリセットされない

FTMO Instantで最も注意したいのが、報酬を出金しても最大損失ラインがリセットされないことです。

利益を確定して最高残高を更新すると、最大損失ラインも引き上げられます。

その後に報酬を出金して口座残高が減っても、最大損失ラインは元の位置へ戻りません。

例えば、5万ドル口座で残高が5万5,000ドルまで増えた場合、最大損失ラインは5万ドルになります。

5万5,000ドル-5,000ドル=5万ドル

この状態で5,000ドルをすべて出金すると、口座残高も5万ドルになります。

最大損失ラインと口座残高が同じ水準になり、その後の手数料やわずかな損失でもルール違反になる可能性があります。

FTMO公式では、口座残高が初期資金の110%を超えた場合、報酬出金によって最大損失ルールへ抵触すると説明しています。

報酬を申請するときは、出金後の口座残高と最大損失ラインの間に、十分な余裕が残るか必ず確認しましょう。

 

Consistency 30%とは

Consistencyは、利益が特定の1日に集中していないかを確認するルールです。

FTMO Instantでは、最も利益が多かった日の利益が、総利益の30%以下である必要があります。

計算式は次のとおりです。

最も利益が多かった日の利益÷総利益×100

総利益には、利益が出た日だけでなく、損失が出た日の結果も含まれます。

 

Consistencyの計算例

次のような取引結果だったとします。

・1日目:6,000ドル
・2日目:-2,000ドル
・3日目:4,000ドル
・4日目:2,000ドル

総利益は1万ドルです。

最も利益が多かった日は、6,000ドルを獲得した1日目です。

6,000ドル÷1万ドル×100=60%

Consistencyは60%となり、規定の30%を超えています。

この時点では報酬を申請できません。

最も利益が多かった日の利益が6,000ドルのままであれば、総利益を2万ドル以上に増やすことでConsistencyを30%以下にできます。

6,000ドル÷2万ドル×100=30%

 

Consistencyを超えても失格にはならない

Consistencyが30%を超えても、すぐにルール違反や口座失格になるわけではありません。

追加で取引を行い、総利益を増やして30%以下にすれば条件を満たせます。

ただし、その後に損失を出すと総利益が減少するため、Consistencyの割合が再び上昇する可能性があります。

報酬を受け取った後は総利益がゼロから再計算され、次の報酬期間について新たにConsistencyが測定されます。

 

FTMO Instantの報酬を受け取る条件

FTMO Instantでは、シミュレーション取引で得た利益の90%を報酬として受け取れます。

報酬を申請するには、主に次の条件を満たす必要があります。

・最初の取引から14日目以降である
・Consistencyが30%以下である
・最大損失と最大日次損失に違反していない
・すべての保有ポジションと指値注文を決済している
・FTMO Identityの本人確認を完了している
・出金後も最大損失ラインを下回らない

報酬申請後、FTMOによる口座確認が行われます。

FTMO公式では、通常1~2営業日で確認結果が通知され、その後、請求書の承認から1~2営業日ほどで報酬が送金されると案内しています。

 

経済指標発表時と週末のポジション保有に注意

FTMO InstantではSwing口座を選択できません。

そのため、対象となる重要経済指標の発表前後や、週末をまたぐポジション保有には制限があります。

経済指標発表時の制限

指定された重要経済指標については、発表時刻の2分前から2分後まで、対象銘柄の注文を執行できません。

新規注文だけでなく、決済、損切り、利益確定、指値注文の約定も制限の対象です。

例えば、米国雇用統計の発表前後は、USDを含む通貨ペアやゴールド、米国株価指数などが対象になります。

発表の2分より前から保有しているポジションを維持することは可能ですが、制限時間中に損切りや利益確定が発動しないよう注意が必要です。

週末や長時間の市場休場

FTMOでは、2時間を超える市場休場をまたいでポジションを保有することが制限されています。

そのため、原則として週末の市場終了前にポジションを決済する必要があります。

中長期のスイングトレードや、経済指標発表時の取引を中心とする場合は、InstantよりもSwing口座を選択できる2-Stepの方が向いている可能性があります。

 

Scaling PlanとPremium Programmeの対象外

FTMO Instantは、Scaling PlanとPremium Programmeの対象外です。

Scaling Planでは、一定の条件を満たすことでFTMOアカウントの資金額を段階的に増やせます。

Premium Programmeでは、取引実績に応じて最大資金額の拡大や割引などの特典を受けられます。

しかし、Instantでの取引実績は、これらのプログラムの対象になりません。

長期的にアカウントサイズを拡大したい人は、1-Stepまたは2-Stepも検討した方がよいでしょう。

 

FTMO Instantのメリット

FTMO Instantの主なメリットは次のとおりです。

・評価プロセスなしで始められる
・購入後すぐに取引できる
・利益目標がない
・最低取引日数がない
・取引期間が無期限
・利益の90%を報酬として受け取れる
・最大レバレッジが1:100
・5,000ドルから少額口座を選べる

最大のメリットは、FTMOチャレンジをクリアする必要がないことです。

評価期間中に最大損失へ抵触し、再びプランを購入するリスクを避けられます。

利益目標や最低取引日数もないため、自分のペースで利益を積み上げられます。

 

FTMO Instantのデメリット

FTMO Instantの主なデメリットは次のとおりです。

・購入料金が高い
・購入料金が返金されない
・Consistencyが30%と厳しい
・最大日次損失が3%
・最大損失ラインが取引中に上昇する
・報酬出金後も最大損失ラインがリセットされない
・Swing口座を選べない
・経済指標発表時や週末のポジション保有に制限がある
・Scaling PlanとPremium Programmeの対象外

評価がない点だけを見ると簡単そうに感じますが、実際の取引条件は1-Stepや2-Stepより厳しい部分があります。

特に、Consistency 30%と取引中更新型トレーリングを同時に管理しなければならない点が大きな難しさです。

FTMO自身も、Instantは1-Stepや2-Stepより取引条件が厳しく、リスク管理のできる規律あるトレーダー向けと説明しています。

 

FTMO Instantがおすすめの人

FTMO Instantは、次のような人に向いています。

・FTMOチャレンジを省略したい人
・すでに安定したトレード手法を確立している人
・少ないリスクで複数日に分けて利益を積み上げられる人
・Consistency 30%を管理できる人
・トレーリング方式の最大損失を理解している人
・購入料金の高さを許容できる人
・短期売買を中心に取引する人

一方、次のような人にはあまり向いていません。

・プロップファームを初めて利用する人
・特定の1日で大きな利益を狙う人
・大きなロットで一気に利益を狙う人
・経済指標発表時の取引を中心とする人
・週をまたいでポジションを保有したい人
・長期的にアカウントサイズを拡大したい人

評価を受けたくないという理由だけでInstantを選ぶのではなく、自分のトレード手法が取引ルールに合っているか確認する必要があります。

 

Instant・1-Step・2-Stepの違い

3プランの主な違いは次のとおりです。

比較項目 Instant 1-Step 2-Step
評価プロセス なし 1段階 2段階
利益目標 なし 10% 10%/5%
最大日次損失 3% 3% 5%
最大損失 取引中更新型 EODトレーリング 固定型
Consistency 30% 50% なし
報酬の割合 90% 90% 通常80%
料金の返金 なし なし 初回報酬申請時
Swing口座 なし なし あり

評価なしですぐに始めたい場合はInstant、評価回数を減らしたい場合は1-Step、取引ルールの管理しやすさを重視する場合は2-Stepが選択肢になります。

3プランの詳しい比較については、次の記事で解説しています。

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まとめ

FTMO Instant Accountは、評価プロセスなしでFTMOアカウントへ直接アクセスできる新プランです。

購入後すぐに取引を開始でき、利益目標や最低取引日数もありません。

取引で得た利益の90%を報酬として受け取れます。

一方で、次のような注意点があります。

・Consistencyは30%
・最大日次損失は3%
・最大損失は取引中更新型トレーリング
・報酬出金後も最大損失ラインがリセットされない
・購入料金は返金されない
・Swing口座を選べない
・Scaling PlanとPremium Programmeの対象外

特に重要なのが、利益を確定するたびに最大損失ラインが引き上げられ、報酬を出金しても元に戻らないことです。

Instantは評価がないから簡単なプランではなく、すでに取引手法を確立し、Consistencyとトレーリングルールを管理できる経験者向けのプランといえるでしょう。

初めてプロップファームへ挑戦する場合や、損失ルールの分かりやすさを重視する場合は、1-Stepや2-Stepも含めて比較することをおすすめします。

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