2020年10月のEA評価ランキング（総合／ダイジェスト版）

ランキング評の前に、今回からのEA評価基準の変更点がありますので、そちらから。

まず1分足のEAはこれまでバックテストやデモフォワードとの乖離を考慮して対象外にしていましたが、今回から評価対象に含めています。

乖離があると言われているティックエントリーのEAについても設定足が1分足でない場合は既に評価対象に含めていたということ、1分足EAでもデモフォワードと遜色ない結果（評価）のEAもあること等の理由から変更を決めました。

また評価対象を絞るために、今回からリスクリターン率のクリアー基準を「4.0以上」（※前回までは「3.5以上」）に上げています。

さて、10月度のランキングですが、今回は大きな変動がありました。

まずは4月以降1位と2位をほぼ独占してきた一本勝ちと上がり3ハロンのコンビを追い落として、遂にAMA_EURUSDが1位となりました。

長期でポジションを保有しつつ含み損益を抱えながらも着実に利益を積み上げるEAですが、特にこのEURUSD版については今のところリスクリターン率も高く、何より直近6ヶ月で収益率60%を上げるなど、素晴らしい成績です。

それから1分足解禁となった途端、JAMさんのEAが超人気のPremia_Scal_USDJPY_M1をはじめ、何と5本もランクインしてしまいましたｗ。

ランクインしたJAMさんのEAはどれも素晴らしい成績なんですが、全てドル円の朝エントリータイプということで、類似のロジックなのかと推測します。

ただ中でもPremia_Scal_USDJPY_M1とMorning Shot USDJPY M5については、フォワード計測時からほぼ一直線で右肩上がりとなっており、とりわけ今年に入ってからは無双の状態です。

それから朝スキャタイプの古豪、White Bear Z USDJPYとESCADA-USDJPY-が復活してきました。

いずれも優秀な長期フォワード実績を持っているEAですが、今年に入ってからもずっと好調で、月間での勝ちが続いて順位を上げてきました。

総じてドル円朝エントリー勢の圧勝という感じのランキングになりましたが、それだけに違うタイプのロジックのAMA_EURUSDやNEKONEKO 2のランクインが光ってます。

9月もEUと英国の間の問題等でそれなりに動きましたが、アメリカ大統領選が近づいてくること、さらにはその候補者であるトランプ大統領までも感染してしまった新型コロナが再び猛威を振るいそうな季節にもなってきますので、今後も相場が大きく動く機会が増えてきそうです。

ゴゴジャンの公開フォワードは稼働停止なく続きますので、巻き込まれるEAとそうでないEAとで成績に大きな差が出てランキングにも影響するかもしれませんね。